プレコンセプションケア
更新日:2024年12月11日
「プレコンセプションケア」とは?
「将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと」
「プレコンセプションケア」の取組みによって、
女性やカップルがより健康になること、
元気な赤ちゃんをさずかるチャンスを増やすこと、
さらに女性や将来の家族がより健康な生活を送れることをめざします。
「プレコンセプションケア」は妊娠を計画している女性だけではなく、学童・思春期以降の自分を管理して健康な生活習慣を身につけること、健康を維持することですてきな人生を送ることにつながります。
引用元:国立成育医療研究センター プレコンセプションケアセンターHP


※上記2枚のリーフレットは、両面印刷し、三つ折りにしてご利用ください。
なぜ「プレコンセプションケア」が必要なの?
妊娠・出産には適切な時期があり、また健康であることも大切です。若い女性のやせと肥満の増加、出産年齢の高齢化などからリスクの高い妊娠が増加しています。プレコンセプションケアを行って、妊娠前にリスクを減らしていくことが、健やかな妊娠・出産や生まれてくる赤ちゃんの健康につながります。
(引用元:国立成育医療研究センター プレコンセプションケアセンターHP)
妊娠・出産に関する知識(妊娠する力)についてのリーフレット(愛知県HP)
スマート保健相談室- 若者の性や妊娠などの健康相談支援サイト(こども家庭庁HP)
プレコンセプションケアのポイント
1.適正体重に近づけましょう。
栄養不足による若い女性のやせ(BMI18.5未満)は、貧血や将来の骨粗しょう症の原因になります。一方、栄養過多や太り過ぎ(BMI25以上)は、将来、糖尿病や高血圧等さまざまな病気のリスクを高ます。やせも肥満も不妊や妊娠・出産のリスクを高めます。男性の肥満も不妊のリスクを高める報告があり、注意が必要です。
※BMIは国際的に使われている肥満度を表す指標です。
2.栄養バランスを整えましょう。
栄養不足による若い女性のやせは、貧血、肌荒れ、骨密度や筋力低下等を引き起こします。月経不順や不妊、低出生体重児の原因になるなど、将来の妊娠、出産にも影響を与えます。
3.適度に運動をしましょう。
適正体重の維持に積極的な運動は欠かせません。血流がよくなり、筋肉量が増えることで代謝も高まります。運動はこころの状態にも良い影響を与えます。早歩きや御家ヨガ等、出来ることから始めてみましょう。
4.禁煙をしましょう。受動喫煙を避けましょう。
タバコはがん・心臓病をはじめたくさんの病気を引き起こします。また男女ともに不妊症のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産、早産、周産期死亡、低体重を引き起こす可能性があります。赤ちゃんが生まれた後も乳幼児突然死症候群のリスク印紙となるなど、その影響はきわめて広範囲です。
5.アルコールは控えましょう。
妊娠中にお酒を飲むと、アルコールは胎盤を通って赤ちゃんにも影響し、胎児性アルコール症候群の原因になります。妊娠を考えた時からアルコールは控えましょう。妊娠中は禁酒が原則です。
6.ストレスをためこまないで、困った時は相談しましょう。
現代社会はストレスが多く、心の不調を抱えることもあるでしょう。まじは自分がストレスを感じていることに気づくことが大切です。また普段から自分なりのストレス解消法を見つけておきましょう。体を動かす、複式呼吸をする、今の気持ちを書き出してみるのもおすすめです。困った時は、専門の相談機関に相談しましょう。
7.年代に合わせた健診を受診しましょう。
女性は20代から子宮頸がんが増え、30代から乳がんが急増します。2年に一度の子宮がん検診と月1回の乳房のセルフチェックを行い、40歳からは乳がん検診も忘れずに受診しましょう。気になる症状があれば専門医を受診しましょう。
※上記内容は、プレコンノートより抜粋したものです。詳細な内容については、下記「プレコンノート」を選択し、参考にしてください。
プレコンノート(引用元:国立成育医療研究センター プレコンセプションケアHP) (PDFファイル: 3.2MB)
プレコン・チェックシート
もっと素敵な自分になるために、未来の家族のために、出来ることから始めてみましょう。女性も男性も今の自分の健康を振り返ってみましょう。


プレコンセプションケアに関連する小牧市の取組
1 ワクチンを受けよう!
感染症の中には、不妊の原因になったり、妊娠中にかかると赤ちゃんの健康に影響を与えるものがあります。ワクチンを打つことで、予防することができます。
ヒトパピローマウイルス感染症予防接種(HPVワクチン)について
2 健診・検診を受診しよう!自分の体を知ろう!
妊娠するための健康な体づくりは大切です。
栄養不足による若い女性のやせが増加している傾向がありますが、やせも肥満も、不妊や妊娠・出産のリスクを高めます。まずは、健診・検診を受け自分の体の状態を知り、自分にあった健康づくりをしましょう。
令和7年度がん検診・骨粗しょう症検診・結核検診・肝炎ウイルス検査について
協働提案事業「若年層に向けた摂食障害の予防」~保健センター×市民活動団体摂食障害よりみち
3 不育症治療等助成・不妊症治療助成について
4 相談先
思春期を始め、年代に合わせた健康づくりについて相談をすることができます。
相談先:小牧市保健センター (8時30分~17:15分 土日祝日除く)
電話番号(0568)75-6471
5 妊娠前から葉酸を摂りましょう。
小牧市と大塚製薬は包括連携協定を締結し、市民の皆様の健康増進を推進しています。


6 前思春期からの健康管理(包括的性教育)
性別に関わらず全ての子ども・若者が将来を見据えて、心、体、未来が健やかに過ごせるように小牧市では「生と性のカリキュラム」(小牧市性教育)を実施しています。
高校生には「あなたに伝えたい大切なこと」(愛知県)を用いて、家族計画、妊娠適齢期等を伝えています。

- この記事に関するお問い合わせ先
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健康生きがい支え合い推進部 保健センター 母子保健係
電話番号:0568-75-6471 ファクス番号:0568-75-8545