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ヒトパピローマウイルス感染症予防接種(HPVワクチン)について

更新日:2024年07月10日

ページID: 5725

HPVワクチンキャッチアップについて

平成25年6月14日付で厚生労働省から、HPVワクチンの定期接種について、積極的な勧奨をとらないようにとの勧告がありました。これをうけ、本市においても積極的な勧奨を見合わせていましたが、改めて、令和3年11月26日付で厚生労働省から上記を廃止し、接種実施医療機関における接種体制の整備等を進め、順次、勧奨を再開するようにと通知がありました。これをうけ、本市でも個別勧奨を再開しました。

お手元に届いていない対象年齢の方は、保健センターまでご連絡下さい。接種に必要となる予診票を郵送いたします。

HPVワクチンの有効性とリスクについては、以下のリーフレットに掲載しています。

令和5年4月1日から9価ワクチン(シルガード9)も接種できるようになりました。(お手元にある予診票をそのまま使うことができます)

HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(概要版)
HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(詳細版)

HPVワクチンについて

子宮頸がんは、子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんです。子宮頸がんのほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因と考えられています。HPVは、性経験のある女性の多くが“一生に一度は感染する”といわれるウイルスです。感染しても、ほとんどの人ではウイルスが自然に消えますが、一部の人でHPVがなくならず、ずっと感染した状態になり、前がん病変の状態を経て子宮頸がんを発症します。HPVには200種類以上のタイプ(遺伝子型)があり、HPV16型と18型が子宮頸がんの原因の50~70%を占め、HPV31型、33型、45型、52型、58型まで含めると、子宮頸がんの原因の80~90%を占めます。HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。シルガード9は、HPV16型と18型に加え、HPV31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぐことができます。

 ワクチンでHPV感染を防ぐとともに、子宮頸がん検診によって前がん病変を早期発見し早期に治療することで、多くの子宮頸がんが予防できます。

副反応についてはこちら

対象者

次の1及び2を満たす方

  1. 小牧市に住民登録のある方
  2. 小学6年生から高校1年生の年齢に相応する女子
  • 完了するまでに約6か月かかるため、接種を希望する方は、お早めの接種をご検討ください。(1回目を9月までに接種する必要があります。接種開始時期によっては、令和7年3月31日までに公費で3回の接種が終了できない場合があります
  • 一般的なスケジュールでできなかった場合の最短のスケジュールはこちら

キャッチアップ接種対象者(公費による接種は2025年3月末まで)

次の2つを満たす方が、あらためて接種の機会をご提供する対象となります。

・平成9年度生まれ~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性(注1)
・過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない(注2)

注2:過去に接種したワクチンの情報(ワクチンの種類や接種時期)については、親子(母子)健康手帳や予防接種済証等でご確認ください。

接種の対象に該当する方は、

  • 令和4(2022)年4月~令和7(2025)年3月の3年間、HPVワクチンを公費で接種できます。
  • 接種は合計3回で、完了するまでに約6か月間かかるため、接種を希望する方は、お早めの接種をご検討ください。(1回目を9月までに接種する必要があります。接種開始時期によっては、令和7年3月31日までに公費で3回の接種が終了できない場合があります
  • 一般的なスケジュールでできなかった場合の最短のスケジュールはこちら

公費による接種は2025年3月末までです(PDFファイル:1.2MB)

予診票再発行申込フォーム

下記のリンク又はQRコードを読み込んでお申込みください

キャッチアップ接種予診票再発行申込フォーム

↑キャッチアップ

定期接種予診票再発行申込フォーム

↑定期接種

詳細については、下記のリンク先(厚生労働省)へ

接種回数・接種間隔

原則として同じワクチンで接種することをお勧めします。1回目の接種を開始する前に、希望するワクチンで接種可能か医療機関でご相談下さい。

2価ワクチン(サーバリックス):3回

標準的な接種間隔:1回目から1か月後に2回目、1回目から6か月後に3回目

標準的な接種間隔で接種できなかった場合:1か月以上あけて2回、1回目から5か月以上かつ2回目から2月半以上あけて1回

4価ワクチン(ガーダシル):3回

標準的な接種間隔:1回目から2か月後に2回目、1回目から6か月後に3回目

標準的な接種間隔で接種できなかった場合:1か月以上あけて2回、2回目から3か月以上あけて1回

9価ワクチン(シルガード9):2回又は3回

1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合は 合計2回

標準的な接種間隔:1回目から6か月後に2回目

標準的な接種間隔で接種できなかった場合:1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます

1回目の接種を15歳になってから受ける場合は 合計3回

標準的な接種間隔:1回目から2か月後に2回目、1回目から6か月後に3回目

標準的な接種間隔で接種できなかった場合:1か月以上あけて2回、2回目から3か月以上あけて1回

接種回数・接種間隔

3種類いずれも、1年以内に接種を終えることが望ましい。

※1   

1回目と2回目の接種は、通常5か月以上あげます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。

※2・3   

2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。

※4・5   

2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。

標準的な接種方法をとることができない場合の最短の接種間隔(必ず守らなければならない間隔)

●サーバリックス
1か月以上の間隔をあけて2回接種し、1回目の接種から5か月以上かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をあけて3回目の接種を受けます。

●ガーダシル
1か月以上の間隔をあけて2回接種し、2回目の接種から3か月以上の間隔をあけて3回目の接種を受けます。

●シルガード9
1か月以上の間隔をあけて2回接種し、2回目の接種から3か月以上の間隔をあけて3回目の接種を受けます(合計3回で完了)。

サーバリックスの接種間隔
ガーダシル・シルガードの接種間隔

令和5年4月1日から9価の「HPVワクチン」を公費で接種できるようになりました

お手元にある予診票をそのまま使用することができます

接種場所

市内契約医療機関(健康保険証及び親子(母子)健康手帳を持参してください。)
(注意)長期療養している場合など市内契約医療機関での接種が困難な方は保健センターへご相談ください。

よくある質問

質問:ワクチンを接種したらがんの発症を全て防ぐことができますか。また、ワクチンを接種することでがんは治りますか。

回答

このワクチンは全ての発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)に対して有効ではありません。
また、発症している子宮頸がんや前がん病変(がんになる前の異常な細胞)の進行を遅らせたり、治療することもできません。予防できるウイルス以外の感染又は他の原因による子宮頸がんの発症もあることから、ワクチン接種後も定期的にがん検診を受けましょう。

質問:接種の途中で妊娠した場合はどうなるのですか。

回答

接種は継続できません。
その後の接種については医師にご相談ください。

質問:ウイルスに一度感染したら二度と感染しませんか。

回答

主に性交渉にて感染するため、感染の機会があれば繰り返し何度でも感染します。

質問:他のワクチンとの同時接種は可能ですか。

回答

医師が必要と認めた場合に限ります。詳しくはかかりつけの医師にご相談ください。

質問:HPVワクチン接種後に副反応はありますか。

回答

HPVワクチン接種後に見られる主な副反応として、発熱や接種した部位の痛みや腫れ、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神などが挙げられます。

【HPVワクチン接種後の主な副反応】

HPVワクチン接種後の主な副反応

質問:HPVワクチン接種後に報告されている「多様な症状」はどのようなものですか。

回答

HPVワクチン接種後に、広い範囲に広がる痛みや、手足の動かしにくさ、不随意運動(動かそうと思っていないのに体の一部が勝手に動いてしまうこと)等を中心とする「多様な症状」が起きたことが副反応疑い報告により報告されています。
この症状は、何らかの身体症状はあるものの、画像検査や血液検査を受けた結果、その身体症状に合致する異常所見が見つからない状態である「機能性身体症状」であることが考えられています。 症状としては、1.知覚に関する症状(頭や腰、関節等の痛み、感覚が鈍い、しびれる、光に対する過敏など)、2.運動に関する症状(脱力、歩行困難、不随意運動など)、3.自律神経等に関する症状(倦怠感、めまい、睡眠障害、月経異常など)、4.認知機能に関する症状(記憶障害、学習意欲の低下、計算障害、集中力の低下など)など様々な症状が報告されています。
なお、「HPVワクチン接種後の局所の疼痛や不安等が機能性身体症状を起こすきっかけとなったことは否定できないが、接種後1か月以上経過してから発症している人は、接種との因果関係を疑う根拠に乏しい」と専門家により評価されています。
また、HPVワクチンの接種歴のない方においても、HPVワクチン接種後に報告されている症状と同様の「多様な症状」を有する方が一定数存在したことが明らかとなっています。
このような「多様な症状」の報告を受け、様々な調査研究が行われていますが、「ワクチン接種との因果関係がある」という証明はされていません。

質問:HPVワクチン接種後に気になる症状が出た場合、どこに相談すればよいですか。

回答

接種後に体調の変化や気になる症状が現れたら、まずは接種を行った医療機関などの医師にご相談ください。また、HPVワクチン接種後に生じた症状の診療を行う協力医療機関(※)をお住まいの都道府県ごとに設置しています。協力医療機関の受診は、接種を行った医師又はかかりつけの医師にご相談ください。
なお、HPVワクチンは合計2回または3回接種しますが、1回目または2回目の接種後に気になる症状が現れた場合は、2回目以降の接種をやめることができます。

(※)協力医療機関についての詳細は厚生労働省の「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関について」のページをご覧ください。

更に詳しい情報については、下記のリンク先(厚生労働省)へ

他のワクチンとの接種間隔

他のワクチンとの接種間隔の考え方

同じワクチンを続けて接種する場合は接種間隔が異なります。決められた間隔を守って接種してください。

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

健康生きがい支え合い推進部 保健センター 予防検診係
電話番号:0568-75-6471 ファクス番号:0568-75-8545

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