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愛知県まん延防止等重点措置の対象区域の変更小牧市が引き続き対象区域となった件について(令和3年6月30日更新)

更新日:2021年06月30日

愛知県は、29日(火曜日)に県内で実施している新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」に関し、対象区域を現在の14市町から、小牧市、名古屋市、豊橋市、蒲郡市の4市に縮小すると発表しました。(資料1)(PDFファイル:264.5KB)

この発表を受けて、市民の皆様からは、小牧市は未だ感染が拡大しているのかと不安の声が届いています。
そこで、小牧市の感染状況について解説します。

結論から言えば、小牧市の感染状況は6月中旬以降は落ち着いてきています。(資料5)(PDFファイル:15.4KB)

新規感染者数の県内54市町村の比較においても、小牧市は、直近4週間ではワースト3位(資料2)(PDFファイル:32KB)でしたが、直近3週間では悪い方から15番目(資料3)(PDFファイル:31.8KB)、直近2週間では34番目(資料4)(PDFファイル:31.7KB)と大きく改善しており、今回対象区域を解除された一部の市町よりも少なくなっています。
また、直近3日間の新規陽性者数はゼロでした。

では、今回なぜ小牧市が対象区域に残されたのか。
それは、愛知県が、今回の基準を直近4週間の新規感染者数としたためです。
残念ながら、小牧市は6/1〜6/10までの感染者数がとても多かったのです。
そのため、県の基準(6/1から6/27までの新規陽性者数で、人口10万人・1週間当たりに換算した人数)では、県内54市町村中、豊橋市に次いで2番目に新規陽性者数が多い結果となってしまいました。(資料1)(PDFファイル:264.5KB)

先ほど申し上げた通り、6月の市内の新規陽性者数を日ごとに表すと、(資料5)(PDFファイル:15.4KB)の通りとなり、6月後半には、明らかに感染者数は減少しています。
また、(資料4)(PDFファイル:31.7KB)の通り、直近の2週間では、県内の半数以上の市町村よりも良い状況となっており、決して現在の状況が、他市町と比較して、とても深刻な状況であるということではありません。
したがって、今回の県の発表は冷静に受け止めていただきたいと思います。

今回、小牧市が県内わずか4市の対象区域に残されたことは、市内飲食業などの厳しい状況を思うと誠に残念ですが、一方で、大村知事の発言にもあるように、県内では、新規陽性者数は減少傾向にあるものの、入院患者数と重症者数は依然としてステージ3の厳重警戒であり、医療提供体制は厳しい状況が続いています。
ここで気を緩めることなく、引き続き危機感を持って対応していかなくてはなりません。
引き続き、マスクの着用、こまめな手洗いや手指消毒、定期的な換気など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いしたいと思います。

市民の皆様の総力でこのコロナ禍を乗り越えていきたいと思っておりますので、皆様のご協力を重ねてお願いいたします。

令和3年6月30日
 愛知県小牧市長  山下  史守朗(しずお )