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【市内の新型コロナウイルス感染状況、並びに「感染症対策」と「社会経済活動」の両立について】(令和2年11月1日更新)

更新日:2020年11月01日

新型コロナウイルスの感染状況については、これまでに小牧市では125名の市民の感染が確認されています。
特にここ数日、市内在住の感染者が毎日のように報告され、感染者数も大幅に増加しています。

これは、市内の特定の企業においてクラスターが発生し従業員やその家族等に感染が広がったもので、ここ数日で確認された感染者のほとんどはこのクラスターの濃厚接触者として検査を実施した結果、陽性と診断されたものです。
そのため、市内の感染者数は急増していますが、現在のところ、一般に市中感染が広がっているという状況ではありません。
この点は、闇雲に不安に駆られることなく、市民の皆様には冷静に受け止めていただきたいと思います。

濃厚接触者については、該当企業等のご協力のもと、県保健所において把握し、追跡調査を行っています。

また、この関連で10月20日以降、ご家族である園児・児童生徒の感染が確認された市内保育園や小中学校において施設閉鎖や消毒作業等を実施しましたが、順次再開しています。
(現在までに学校や保育園内で感染が起きた事例は確認されていません。)

市内での感染者の増加に伴い、市民の皆様には不安が増しているものと思いますが、今後も第3波、第4波と、感染の拡大と収束が繰り返されることは避けられません。
感染症対策は何より重要ですが、 withコロナの長期化が予測される中、「感染症対策」と「社会経済活動」をいかにバランスを取って両立させていくかということが今後の大きなテーマとなっています。
企業の倒産や失業、自殺の増加、認知症など他の疾病の予防や治療、健康維持、地域コミュニティなど、コロナ被害以外にも多くの憂慮すべき事情があり、社会経済活動の再開も極めて重要です。
本市としても、引き続き感染拡大防止に努めつつ、様々な社会活動を再開するとともに、地域経済の下支えをしっかりと行ってまいりたいと思います。

そうした中、本日11月1日からは、本市独自の「こまき応援食事券」事業がスタートしました。
コロナで大きな打撃を受けている市内飲食店の営業継続を支援するための事業であり、食事券が利用できる市内飲食店においては、安心して利用いただけるよう感染防止対策を実施しています。
個人やご家族、グループなどでご利用いただき、市内飲食店を応援していただきたいと思います。
(現在、愛知県内においては飲食店利用の自粛要請は解除されており、利用していただける状況です。)
社会経済活動を再開する中で、残念ながら感染リスクをゼロにすることは困難ですが、手洗い、消毒、換気など基本的な感染防止対策を講じるとともに、会食時には大声を出す行動を控えるなど、感染に気をつけながらご利用いただきたいと思います。

いずれにせよ、今後も感染の波は必ずやってきます。感染の波が来れば社会活動を制限し、波が収まれば活動を再開するというサイクルを繰り返しつつ、社会の維持に努めていくしかないものと思います。

改めてお願いしたいことは、感染者やそのご家族等に対して誹謗中傷をしないということです。
新型コロナウイルスは、誰もが感染し得るものです。感染による偏見や差別が行われることのないよう、感染者やご家族、医療関係者などの人権尊重と個人情報保護について、格段のご配慮をお願いします。

最後に、市民の皆様には、マスクの着用や換気、手洗い等の感染防止対策に引き続きご協力をお願いいたします。

令和2年11月1日
小牧市長 山下 史守朗