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令和3年度の工事(5工区)
更新日:2022年04月12日
令和4年11月16日(水曜日)~令和5年3月31日までの期間、小牧山山頂部主郭地区第1工区整備工事実施に伴い立入規制を行います。
工事の期間中、令和3年度に整備した第5工区を見ることができません。
史跡小牧山山頂部の小牧市歴史館北側において実施していました、史跡整備工事は令和4年3月31日に完了し、令和4年4月2日より供用開始しました。
本工事では、過去の発掘調査結果を基に石垣等の遺構を復元整備しました。
石垣においては、発掘調査で見つかったオリジナルの石垣を中心に整備し、必要最小限、新たに石材を補充して石を積み上げました。また、石垣が失われている斜面等は、植栽などで本来あった石垣の高さを表しています。
園路には、発掘調査で確認された玉石敷を復元しているところ、また、石垣から落下していた石材(転落石)を、小牧山の歴史を語る一つのものとして、その場で保存しているところがあります。そのため、園路が凸凹していたり、狭くなっているところがありますので、ご注意ください。
見学にあたってのお願い
遺構保護のため、園路以外の通行・立入りをしないようお願いいたします。また、石等を持ち帰らないでください。
整備概要
第5工区整備工事の整備概要を下記にまとめました。
写真8 山頂の様子
写真9 復元した石垣を眺めることができる園路(東側)
写真10 復元した石垣を眺めることができる園路(西側)
写真11 石垣を眺めることができる園路への入口(東側)
写真12 石垣を眺めることができる園路への入口(西側)
令和3年度は、史跡小牧山山頂部の小牧市歴史館北側の5工区において、史跡整備工事を実施しています。(図1)
図1 工事箇所図
令和3年12月20日現在の状況
5工区工事現場において既存石垣の検出作業を行っています。1段目の石垣(石垣1)が姿を現しました。(写真1)
石垣の裏にある裏込石材も確認しました。(写真2)
※現在工事現場内は立入り規制しているため、写真1、写真2の状況を直接見ることができません。
写真1 北側から石垣を望む
写真2 石垣及び裏込石材
石垣を復元するにあたり小牧山に現存する石だけでは不足するため、県外より類似した石質の石材を選定し補填します。
れきしるこまきの南側に石材置場を整備し、石材を搬入しています。(写真3)
写真3 石材置場
令和4年1月13日現在の状況
令和4年1月11日より石垣復元工に取り掛かっています。3段目の石垣(石垣3)から順次整備しています。(写真4)
調査で見つかった石垣のうち、抜けがある箇所等に新しい石材を補填します。積み直した石材には石に墨入れをして区別できるようにします。(写真5)
※現在工事現場内は立入り規制しているため、写真4、写真5の状況を直接見ることができません。
写真4 石垣3の復元の様子(手前:墨入れの様子、奥:石積みの様子)
写真5 墨入れ状況
令和4年3月4日現在の状況
石垣工は概ね完了しました。
発掘調査により確認した石を再利用して、園路となる部分の整備を進めています。
写真6 写真1の現在の様子
写真7 写真6を山頂から見下ろした様子
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