身近な人の“いつもと違う”に気づいたら ~ゲートキーパーとは~

更新日:2025年12月25日

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ゲートキーパーとは
悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聴き、必要な支援につなぐ人のことです。

特別な資格は必要ありません。

あなたの気づきが、身近な人を守る第一歩になります。

 

例えば

「おはよう」と声をかけても返事がない…表情が暗い…
そんなとき、家族や仲間、大切な人の“いつもと違う様子”に気づくことはありませんか?

あいさつや声をかけることがゲートキーパーの第一歩です。

話を聴き、一緒に考えてくれる人がいることは、悩んでいる人の不安を軽減し、安心感につながります。

身近な人のこころを支えるために、あなたもゲートキーパーについて学んでみませんか?

〇ゲートキーパーとは

気づき(身近な人の変化に気づく)

眠れない、食欲がない、口数が減ったなど、大切な人の様子が「いつもと違う」場合…

もしかしたら、悩みを抱えているかも?

(うつ)(借金)(死別体験)(過重労働)(学業不振)(体調不良)(引っ越し)(出産)・・・

※生活等の「変化」悩みの大きな要因となります。一見、他人には幸せそうに見えることでも、本人にとっては大きな悩みになる場合があります。

【気づきのポイント(例)】

・友達や先生を避ける

・いじめや虐待の被害

・学校を休みがちになる

・保護者等との交流や養育上の問題

・自分のこどもがかわいいと思えない

・子どもに対する関心の喪失または不合理な心配

・子どもの世話ができない、母親として不適切であると感じる

・仕事上の問題:ミス、能率の低下など

・勤務態度の問題:急な休み、頻回の休み

・対人関係の問題:孤立、口数の減少、いらだちなど

・原因不明の体調不良:頭痛、腹痛、下痢、不眠、便秘、食欲の増減など

・その他:飲酒、服装、体型、表情の変化、長時間労働など

 

声がけ(身近な人の変化に気づき、声をかける)

身近な人が悩んでいることに気づいたら、一歩勇気を出して声をかけてみませんか?

温かみのある対応で、声をかけましょう。心配していることも伝えてみましょう。悩んでいる人のこころに寄り添って声をかけましょう。

【声がけの仕方(例)】

・眠れていますか?(2週間以上続く不眠はうつのサイン)

・どうしたの?なんだか辛そうだけど…

・何か悩んでる?よかったら、話して。

・なんか元気ないように見えるけど、大丈夫?

・何か力になれることはない?

 

話を聴く(本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける)

本人を責めたり、安易に励ましたり、相手の考えを否定することは避けましょう。

辛さを理解する姿勢を示しましょう。苦労してきたことにねぎらいの姿勢を示しましょう。うなづく、相槌をうつなど、きいている姿勢が伝わるようにしましょう。

【聴くときのポイント(例)】

・話せる環境をつくりましょう。

・心配していることを伝えましょう。

・悩みを真剣な態度で受け止めましょう。

・誠実に、尊重して相手の感情を否定せずに対応しましょう。

・話を聴いたら、「話してくれてありがとう」や「大変だったね」、「よくやってきましたね」というように、ねぎらいの気持ちを言葉にして伝えましょう。

 

支援につなぐ(早めに専門家に相談するよう促しましょう)

適切な専門家につながるように支援しましょう。

【つなぎのポイント(例)】

・紹介にあたっては、相談者に丁寧に情報提供をしましょう。

・相談窓口に確実につながるように、相談者の了解を得たうえで、可能な限り連携先に直接連絡を取り、相談場所、日時等を具体的に設定して相談者に伝えるようにしましょう。

・一緒に連携先に出向くことが難しい場合には、地図やパンフレットを渡したり、連携先へアクセス(交通手段、経費等)の情報提供をするなどの支援をしましょう。

 

見守り(温かく寄り添いながら、じっくりと見守る)

連携した後も、必要があれば相談に乗ることを伝えましょう。

声をかけてもなかなか相談につながらない場合もあるかもしれません。そんな時は温かく見守ることも支援の1つです。

 

※誰でもゲートキーパー手帳 ゲートキーパー手帳(PDFファイル:8.8MB)

 

 

〇ゲートキーパー養成講座の案内

【出前講座】~ゲートキーパー入門~ 優しい聴き方講座 

コミュニケーション力を高めたい方必見です!より良い人間関係を構築するヒントをご紹介します。

・対象:市内に在住、在勤、在学の10人以上で構成された団体・グループなど。

・会場:市内に限ります。なお、会場の手配は主催者側でお願いします。

・開催時間:午前9時から午後4時までの間の1時間。

・講師料:無料

・申込方法:保健センターまでご連絡ください。

 

令和7年度ゲートキーパー養成講座~こころ元気UP講座~

今回、この講演会の講師にお招きします、橘こころ氏は、単行本『学年ビリのギャルが一年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の主人公のお母さまであり、講演当日は「子どもに寄り添い、親も子も幸せになれる子育て」と題し、ゲートキーパーの役割など、ご自身のご経験をもとに多岐にわたるお話をお聞かせいただけます。

この機会に、ぜひご参加ください。

・日時:令和8年2月8日(日曜日) 開演14:00(開場13:30 終了予定15:30)

・会場:ラピオ5階 まなび創造館 あさひホール(小牧市小牧3-555)

・定員:280名(予約優先)

・費用:無料

・申込方法:参加希望の方は、2月06日(金曜日)までに、事前に以下のフォームからお申し込みください。

https://logoform.jp/form/uSYk/1231283

電話の場合は小牧市保健センターに連絡ください。

 

令和7年度ゲートキーパー養成講座~こころ元気UP講座~について詳しくはコチラ

 

 

〇こころの状態をチェックしてみませんか。【こころの体温計】

小牧市では、パソコンや携帯電話、スマートフォンから、悩みやストレスを無料でチェックができる「こころの体温計」を公開しています。

~利用方法~

下記の「こころの体温計」の文字をクリックするか、QRコードを読み取ってトップページへアクセスしてください。

こころの体温計(新しいウィンドウで開きます) QRコード

※ご利用にあたって

1.個人情報の入力は不要です。
2.「こころの体温計」は自己診断をするもので、医学的診断をするものではありません。
3.結果にかかわらず、心配なことが続くようでしたらおひとりで抱え込まずに早めに専門家にご相談されることをおすすめします。

 

こころの体温計について、詳しくはコチラ

 

 

不安や悩みを安心して話せる窓口があります。【相談窓口】

みなさんのまわりにはたくさんの相談窓口があります。

自分の気持ちを言葉にして出すことで、悩んでいたことが整理できたり、気持ちが落ち着いたりします。

あなたのこころの声を自分の中だけでしまい込まず、誰かと分かち合ってみませんか。

相談窓口一覧はコチラ

この記事に関するお問い合わせ先

健康生きがい支え合い推進部 保健センター
電話番号:0568-75-6471 ファクス番号:0568-75-8545

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