令和8年行政報告(第2回定例会)

更新日:2026年06月01日

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令和8年6月1日、小牧市議会第2回定例会にあたり、5月末に出納閉鎖いたしました令和6年度の一般会計を始め、特別会計、企業会計の決算見込み、及び事務事業の成果についてご報告を申しました。

令和8年小牧市議会第2回定例会にあたり、5月末に出納閉鎖いたしました令和7年度の一般会計をはじめ、特別会計、企業会計の決算見込み、及び事務事業の成果についてご報告を申し上げます。

まず、一般会計の決算見込みについてであります。

本年2月に、山下前市長の退任を受けて私が市長となりましたが、市政の停滞を招くことなく円滑に事業を遂行しました。

何分にも出納閉鎖を行ったばかりでありますので、まだ決算額の正確な数字をお示しすることはできませんが、繰越事業の財源を差し引いた実質収支ベースにおきまして黒字決算を見込むことができました。

この要因でありますが、歳入につきましては、企業収益が堅調に推移したことによる法人市民税の増収や安定した固定資産税に支えられ、市税全体として予算現額を確保できたこと、歳出につきましては、経費の節減合理化に努めたことなどによるものであります。

続きまして事務事業の成果について、まずは「市制70周年記念事業」について、その次に新規及び拡充事業を中心に「小牧市まちづくり推進計画 第2次基本計画」の体系に沿ってご説明申し上げます。

はじめに、市制70周年記念事業であります。

5月の記念式典は多数の市民の方にご参加いただき、盛大に開催することができました。その後も将棋の王位戦、こども議会、市民企画事業など、様々な事業を通じて、市民・団体・企業の皆様とお祝いし、ふるさと小牧への愛着と誇りを一層深めることができました。

次に市政戦略編であります。

『こども夢・チャレンジNo.1都市』の実現に向けては、学習環境が十分ではない中学生を対象に、市内全域で実施しております無料の学習支援事業「駒来塾」において、新たに南部地区に1教室を増設し、5教室に拡充しました。

令和6年9月に策定しました「小牧市新たな学校づくり推進計画」に基づき、「篠岡地区の学校を考える会」を設置し、幅広い見地からご意見をいただきながら議論を進め、「篠岡地区学校再編計画」を策定しました。

次に『健康・支え合い循環都市』の実現に向けては、2月に「ヘルスラボ・こまき」のオープン1周年を記念し、健康講座やeスポーツ体験などのイベントを実施しました。

次に『魅力・活力創造都市』の実現に向けては、小牧山歴史館南東部の石垣復元工事を行い、これにより、令和3年度から行ってまいりました山頂部の周囲約220メートルの石垣復元が完了しました。

整備にあたっては、「史跡小牧山 夢・チャレンジ寄附金」として多くの方からご寄附をいただきました。改めて御礼申し上げます。ご寄附いただいた方のお名前の銘板は本年7月末頃の完成を予定しておりますので、今しばらくお待ちいただきたいと思います。

市内企業に対しては、令和5年3月に策定しました「小牧市企業新展開支援プログラム」に基づき、産業振興を図るための支援を実施しました。

 

続きまして、分野別計画編でありますが、6つの分野ごとに申し上げます。

まず、一つ目の『安全・環境』の分野であります。

ごみ・資源・エネルギーは、「住宅用地球温暖化対策設備設置費補助事業」における住宅用太陽光発電設備の補助対象要件を10キロワット未満から50キロワット未満に拡充しました。

また、「燃やすごみ」の名称を「燃やすしかないごみ(分別がんばったけどこれ以上はリサイクルできないごみ)」に改め、市民の一層の分別意識の向上を図りました。

次に、二つ目の『健康・福祉』の分野であります。

健康・予防は、言語理解や運動能力が向上し社会性が発達してくる5歳児に対し、幼児の健康保持・増進と就学までの切れ目ない支援ができるよう「5歳児健診」を追加しました。

また、「不妊不育治療等補助金」は、生殖補助医療に要する費用への助成を追加しました。

次に、三つ目の『教育・子育て』の分野であります。

学校教育は、学校活動のほか、災害時に避難所として使用する小中学校の体育館に空調機を設置しました。

幼児教育・保育は、第一幼稚園と大山保育園を統合する(仮称)第一こども園の整備工事に着手しました。

次に、四つ目の『文化・スポーツ』の分野であります。

スポーツは、第20回アジア競技大会の会場となる総合体育館を国際大会に対応した施設にするためのトイレ改修やバリアフリー化工事などを実施しました。

次に、五つ目の『産業・交流』の分野であります。

農業は、身近な農業を通して食の大切さを理解する場とするとともに、里山を活かした自然環境とのふれあいを通して農業振興の発信の場とすることを目的とした「小牧市農業公園」の整備工事を引き続き実施しました。

商工業は、「こまきプレミアム商品券」を小牧商工会議所と連携してプレミアム率20%、総額14億4千万円分を発行しました。

また、物価高騰の影響を受ける市民の生活支援、商業者支援をできる限り早く実施するため、この仕組みを活用し、市民1人あたり4,000円分の「くらし応援商品券」を配布しました。

歴史・文化財は、郷土の歴史や文化財を展示する「こまき歴史発見館」の整備を進めました。

次に、六つ目の『都市基盤・交通』の分野であります。

都市交通は、こまき巡回バス「こまくる」の再編運行に向け、ルートやダイヤなどを検討するとともに、運行事業者の選定やこまくるガイドの印刷、バス停時刻表の表示替えなどの準備を行いました。

道路・橋りょうは、老朽化による被害リスクが懸念される中央自動車道をぐ大山橋の撤去を中日本高速道路株式会社に委託し、工事を進めました。

公園・緑地・緑道は、愛称を「こまき山イーストパーク」とした小牧山東公園を官民連携手法を活用して整備し、6月に供用開始するとともに、町屋公園、北西部地区公園に関連する道水路等の整備工事を行いました。

また、市制施行 70 周年事業として、パークアリーナ小牧で「愛知県植樹祭」を開催しました。

住宅・居住は、令和5年に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が改正されたことを受け、空家等対策計画の中間見直しを、当初予定していた令和8年度から1年前倒しして実施しました。

続きまして、自治体経営編であります。

行政サービスは、11月から庁舎などの開庁時間を短縮し、職員が情報共有や業務改善などに取り組む時間を確保するとともに、窓口サービスの維持・向上に向けて、マイナンバーカードを利用して住民票の写しなどが取得できる自立式小型情報端末「キオスク端末」の本庁舎への設置や、LINE公式アカウントの「デジタル市役所」を通じたオンライン申請サービスの充実に努めました。

最後に財政運営です。

市の財政は、安定した税収により支えられているものの、社会保障経費の増加や、物価高騰による歳出上昇圧力が続いていること、さらには国際情勢などを踏まえると今後決して楽観視できる状況ではありません。歳出に見合う財源を適切に確保するため、市税は引き続き収納率向上に取組み、ふるさと納税の推進や、公共施設・行政サービスに要する費用に対する使用料・手数料の適正化などに努めるとともに、国庫補助金等の獲得に向けて、国に対して積極的に要望を行ってまいります。

また、歳出につきましても、DXの活用による業務効率化、事務事業の見直し、経常的経費の削減などにより、将来にわたって安定した財政運営に努めます。

続きまして、特別会計の決算見込みについてであります。

一般会計同様、正確な数字をお示しすることはできませんが、すべての特別会計について、概ね所期の目的を達成することができ、それぞれ黒字決算を見込むことができました。

次に、病院・水道・下水道の企業会計についてであります。

まず、病院事業会計についてであります。

小牧市民病院におきましては、尾張北部医療圏の中核病院として、地域における必要な医療体制を確保し、安全で質の高い医療の提供と経営の健全化に努めてまいりました。

しかし、令和7年度は国からの経営支援事業費補助金として3億100万円余の収入があったものの、人件費や材料費などの増加により、15億8,500万円余の赤字決算を見込むこととなりました。

令和8年度は診療報酬改定が予定されておりますが、人件費の上昇や物価高騰の影響は引き続き受けると思われ、厳しい経営環境が見込まれるため、病院の機能を最大限に発揮できるよう、小牧市民病院経営強化プランに基づき、職員が一丸となって経営状況の更なる改善に向けて努めてまいります。

次に、水道事業会計についてであります。

水道施設の維持管理や水質管理を適切に行うとともに、地震災害への備えとして配水管網の耐震化を計画的に推進してまいりました。

令和7年度は、8千万円余の黒字決算を見込むこととなりました。

今後も水道施設の更新などに多額の費用が必要となる中、人口減少などによる長期的な水需要や給水収益の減少が予測されるため、小牧市水道事業ビジョン・経営戦略に基づき、経営基盤の強化を図り、市民の皆様に信頼される水道であり続けるよう、安全で安心な水道サービスの提供に努めてまいります。

最後に、下水道事業会計についてであります。

公衆衛生の向上と公共用水域の水質保全及び都市浸水被害の軽減を図るため、汚水管の面的整備や雨水幹線の整備などを計画的に実施しました。

令和7年度は、損益ゼロの決算を見込むことになりましたが、これは主に、一般会計からの補助金によるものであります。

本市の下水道事業は、現行の下水道使用料収入では汚水処理費用を賄えておらず、経営改善を図るため、令和7年3月に下水道条例等を改正し、令和7年10月より改定後の使用料の適用を開始したところです。

今後も厳しい経営環境が続きますが、将来にわたり安定した下水道サービスの提供を図るため、小牧市下水道事業長期経営計画に基づき、引き続き下水道整備区域の早期概成及び経営の健全化に取り組んでまいります。

 

以上、申し述べた結果をもちまして、令和7年度の出納を閉じたところであります。

計画いたしました諸事業が適切に執行できましたことは、職員の努力はもとより、議員各位をはじめ市民の皆様のご理解とご支援の賜物であると、心から感謝を申し上げる次第であります。

人口減少、少子高齢化、働き手不足、物価高騰、酷暑など異常気象、公共インフラの老朽化など、全国的な課題は本市にとっても同様であります。

また、中東情勢の緊迫化による原油価格の高騰など、国内外の情勢は不透明感が高まっております。

これらの課題の解決に向けて職員一丸となり不断の努力を重ねていくことが、70年に及ぶ本市の歴史を築かれた先人の方々から市政を引き継ぎました我々の役目であり、全世代が安全で安心して暮らし続けられる小牧を、市民の皆様とともにつくり、次世代へ確実に繋いでいくという決意のもと、市政運営に全力で取り組んでまいります。

議員各位におかれましても、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げますとともに、市民の皆様のご協力を重ねて心からお願いを申し上げ、行政報告といたします。

この記事に関するお問い合わせ先

市長公室 広報広聴課 情報メディア係
小牧市役所 本庁舎4階
電話番号:0568-76-1107 ファクス番号:0568-75-5714

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