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令和5年行政報告(第2回定例会)

更新日:2023年06月05日

令和5年6月2日、小牧市議会第2回定例会にあたり、5月末に出納閉鎖いたしました令和4年度の一般会計を始め、特別会計、企業会計の決算見込み、及び事務事業の成果についてご報告を申しました。

令和5年小牧市議会第2回定例会にあたり、5月末に出納閉鎖いたしました令和4年度の一般会計をはじめ、特別会計、企業会計の決算見込み、及び事務事業の成果についてご報告を申し上げるところですが、まずはアフターコロナの現状について、一言述べさせていただきます。

 

令和2年4月に、本市で初めて新型コロナウイルス感染症の陽性者が確認されて以来、丸3年にわたる、様々な社会活動の制限は、市民生活や地域経済に深刻な影響を及ぼしてきました。

昨年以降、行動制限は徐々に解除され、本市においても、社会経済活動を促進する動きが加速してきましたが、コロナ禍で傷ついた地域のコミュニティ活動などは、未だ十分回復しておらず、大きな課題となっております。

市民の皆様と力をあわせて、地域のお祭りや交流事業、地域福祉や支え合いの活動等を再開し、コロナ禍以前の市民生活を取り戻すことで、過去から綿々と紡いできた地域のつながりや文化などが失われることがないよう、市としても最大限の努力を行ってまいります。

新型コロナウイルス感染症は、先月5月8日から、感染症法上、季節性インフルエンザと同等の5類感染症に位置づけられましたが、この位置づけの変更によって、新型コロナウイルス感染症の特徴が変わるわけではありません。

今後しばらくの間は、第9波、第10波と、感染がまん延することも想定し、引き続き、高齢者や基礎疾患のある方など重症化リスクの高い方を守ることを念頭に置かなければなりません。

マスクの着用等は個人の判断に委ねられていますが、市民の皆様におかれましては、お互いの立場を尊重しつつ、思いやりをもって行動していただきますようお願いいたします。

 

続きまして、食費等の物価高騰対策について、本市の対応状況をご報告申し上げます。

昨年からの燃料費・原材料価格の上昇に伴う、食費等の物価高騰は、市民生活において、コロナ禍からの回復の大きな障害となっています。

昨年度は、物価高騰の影響を受けた市民及び事業者への支援として、低所得世帯への電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金や子育て世帯生活支援特別給付金の給付、小中学校の給食費の無償化、水道料金のうち基本料金の免除など、国の補助金に 一部 市の財源を上乗せして支援してまいりました。また、昨年12月には、子育て世帯に対する県の給付金に加え、小牧市独自の子育て支援として、所得に関わらず、0歳から18歳までの児童を養育するすべての子育て世帯に対し、児童1人あたり1万5千円を支給する給付金事業を合わせて実施することで、合計2万5千円を支給しました。

昨年度末から国が打ち出しております各種給付金につきましても、市議会のご協力もいただきながら、可能な限り速やかに対象となる皆様のお手元に届くよう努めており、低所得の子育て世帯への生活支援特別給付金につきましては、4月27日に、申請が不要な世帯への給付を先駆けて行ったところであります。5月15日より申請が必要な世帯の申請を受け付けておりますので、順次、対象の方々へ給付してまいります。

また、本年度においても、物価高騰による経済的な負担を支援するための学校給食費の負担軽減や、市独自の子育て支援の拡充としての0歳児から2歳児までの保育料の無償化など、引き続き子育て世帯を中心に支援を続けてまいります。

 

それでは、令和4年度の一般会計の決算見込みについてご報告申し上げます。

 

何分にも出納閉鎖を行ったばかりでありますので、まだ正確な数字をお示しすることはできませんが、繰越明許費及び継続費として措置をいたしました諸事業の繰越財源を差し引いた実質収支ベースにおきまして、黒字決算を見込むことができました。

この要因でありますが、歳入につきましては、企業収益が堅調に推移したことから、市税全体として予算額を確保できたこと、歳出につきましては、燃料価格の高騰などの影響を受けたものの、経費の節減合理化に努めたことなどによるものであります。

また、“誰一人取り残さない”持続可能で多様性と包摂性のある社会を実現していくSDGs未来都市として、性別・人種・国籍・年齢・障がいの有無などの多様性を活かすダイバーシティの考え方にも十分に意を配しながら、まちづくりの機軸である「小牧市まちづくり推進計画 第1次基本計画」における3つの都市ヴィジョン「こども夢・チャレンジNo.1都市」「健康・支え合い循環都市」「魅力・活力創造都市」の実現に向けて、効果的・効率的で持続性の高い市政の運営に努めてまいりました。

 

続きまして、令和4年度の主な事務事業の成果について、「小牧市まちづくり推進計画 第1次基本計画」の市政戦略編、分野別計画編、自治体経営編ごとに申し上げます。

 

はじめに、市政戦略編についてであります。

『こども夢・チャレンジNo1都市』の実現に向けて、開館から2年が経ちました「こまきこども未来館」につきましては、およそ50万人の方にご来館いただき、市内外の多くのこども達に豊かな「学び」を提供しています。

また、夏休みに開講しました「こまきこども未来大学」では、

25の企業や団体に参画いただき、多彩な講座を実施することで、こども達の夢への挑戦をまち全体で応援する体制を整えてきたところであります。

トップアスリートが「夢先生」となり授業を行う「夢の教室」につきましては、コロナ禍での開催であったことから、オンラインでの授業となりましたが、本市の夢・チャレンジを推進する事業として定着してまいりました。令和5年度については、コロナ禍で開催できなかった学年も対象とし、引き続きこども達の健全な心身の成長を図ってまいります。

十分な学習環境に恵まれない中学生を対象に、元教員の方や大学生などの協力を得て、各市民センターと中部公民館の4教室で、基礎学力の定着に向けた無料の学習塾「駒来塾」を実施しました。

「子育て世代包括支援センター」では、これまでの子育て支援に加え、妊娠・出産・産後の切れ目のない相談支援と出産・子育て応援交付金による経済的支援を一体的に実施いたしました。令和5年度からは「すくすく子育て応援事業」として、助産師を増員し、拡大実施することで、すべての妊婦・子育て家庭が安心して出産・子育てできる環境の充実を図ってまいります。

未就学児の一時預かりにつきましては、東部地域の方にもご利用いただきやすいよう、昨年9月より大城児童館においても受入れを開始しました。急な用事や子育て中の保護者のリフレッシュにご利用いただいておりますが、より気軽にご利用いただけるよう、本定例会において、利用料の見直しを提案させていただきます。

学校におけるICTの活用では、学校・保護者間の連絡手段として、保護者連絡アプリを導入し、学校だより等の配信や欠席連絡のデジタル化を図りました。ICT教育パイオニア校での事前検証の段階から、「時間帯等を気にせず、欠席等の連絡ができる。」「朝、欠席連絡の電話を受ける時間が減った。」など、保護者、教職員ともに非常に高評価であったことから、3学期から全校での運用を開始しました。今後も保護者の負担軽減・利便性向上を図りながら、学校と保護者のコミュニケーションが一層円滑になるよう努めてまいります。

 

次に、『健康・支え合い循環都市』の実現に向けては、市政戦略本部に「小牧市健康・支え合い循環推進会議」を設置し、「健康づくり」と「支え合いの地域づくり」に関する新たな展開に必要となる視点やアイデアについて議論を行いました。活動の展開方向や、それらの連携・循環に向けて持つべき視点など、委員の皆様から様々なヒントをいただきましたので、スピード感を持って施策を展開してまいります。

本市においても高齢化が急速に進展するなか、介護が必要な高齢者の日常生活における外出支援のため、新たに要介護1以上の方に対する一般タクシー料金の助成を実施するとともに、在宅で介護を行う家族等に対して、対象者を拡充して介護用品を支給することで、高齢者とその家族の負担軽減を図りました。

また、市民の健康寿命の延伸を目指し、「小牧市歯と口腔の健康づくり推進条例」に規定する口腔がんの予防、早期発見・治療を促すため、新たに集団方式による口腔がん検診を小牧市歯科医師会と連携し、実施しました。

 

『魅力・活力創造都市』の実現に向けては、「小牧市中心市街地グランドデザイン」に基づき、将来にわたって魅力と活力の続く中心市街地としていくため、住民や商店、関係団体等がつながる場として「中心市街地まちづくりプラットフォーム」を立ち上げるとともに、ワークショップを開催し、令和5年度に社会実験として行う参加者等によるまちづくり活動の企画を立案しました。

また、桃花台地区をはじめとする東部地域につきましては、「東部振興構想」に基づき、地域住民・事業者・教育機関・行政等がつながる場となる「東部まちづくりプラットフォーム」を立ち上げるとともに、ワークショップを開催し、自発的に実施された6つのトライアル活動に対する支援を行いました。

毎年ご好評をいただいております「こまきプレミアム商品券」につきましては、小牧商工会議所と連携して、プレミアム率20%、12万セットを発行し、“頑張る小牧の応援券”として多くの市民の皆様にご活用いただくことで、市内の中小商業・サービス事業者を支援し、コロナ禍と物価高騰で苦しむ地域経済の活性化を図りました。

 

続きまして、分野別計画編につきましては、6つの分野ごとに申し上げます。

 

まず、1、安全・環境についてであります。

防災・減災につきましては、市民一人ひとりの防災意識を高め、災害への備えの重要性を認識していただくことが重要であることから、昨年10月に応時中学校で開催した小牧市総合防災訓練にあわせて、地域協議会や自主防災会等のご協力をいただき、市内12小学校において、地域の防災訓練も同時開催し、防災無線による連携訓練をはじめ、避難所運営訓練を実施しました。

生活安全につきましては、自転車乗車中の交通事故による人的被害の重大化を防止するため、引き続き自転車乗車用ヘルメットの購入費の一部を補助しました。本年4月からヘルメットの着用が努力義務化された全国に先行して、愛知県では令和3年10月から努力義務化されております。まだ利用されていない方におかれましては、令和5年度も引き続き補助を行っておりますので、ヘルメットを購入いただき、着用していただきたいと思います。

なお、市内の交通死亡事故につきましては、令和3年8月19日以来、本日まで653日間、「ゼロ」が続いているところであります。今後も更なる記録の更新に向け、交通安全の取組を推進してまいります。

環境・エネルギーにつきましては、「2050年二酸化炭素排出量実質ゼロ」を目指す「ゼロカーボンシティ」の実現のため、これまでの定置用リチウムイオン蓄電システムなどの設備に加え、電気自動車等充給電設備や高性能外皮等を導入する市民に対して補助を行いました。

ごみ・資源につきましては、昨年6月から粗大ごみの収集受付にについてWEB受付を開始しました。これまでの電話受付では、平日の午後5時までと受付時間の制約がありましたが、WEB受付では時間を気にせずに申請をしていただけるようになりました。

 

次に、2、健康・福祉についてであります。

日本における死因の第一位である「がん」は早期発見が非常に重要なため、新たに中学2年生を対象に、胃がんにつながるリスクのあるピロリ菌検査を無料実施しました。積極的勧奨を再開した子宮頸がんワクチンの接種と合わせ、学校の「がん教育」と連携し、若い世代のがん予防の意識を高めてまいります。

また、昨年9月より、高校生等の入院に係る医療費に加え、通院に係る医療費についても助成を開始し、医療費にかかる保護者の経済的負担を軽減いたしました。

高齢者福祉につきましては、今後も増加する高齢者の、健康増進や教養向上に資する「第3老人福祉センター『田県の郷』」を整備しました。昨日、オープンしたばかりですが、公共交通機関でアクセスしやすい立地となっていますので、多くの皆様に足を運んでいただきたいと思います。

続きまして、3、教育・子育てについてであります。

貧困やネグレクト等、家庭環境に問題を抱える児童生徒を支援する「スクールソーシャルワーカー」を1名増員し、教育、福祉、警察などの関係機関と連携してきめ細かなケアを提供する体制を強化しました。令和5年度にはもう1名増員し、4名体制で支援を行ってまいります。

小中学校の施設整備につきましては、音楽室や理科室、図工室など、小学校8校の特別教室にエアコンを設置しました。

また、陶小学校と大城小学校の2校において、トイレの洋式化を実施しました。

改築を進めてきました小牧南小学校につきましては、旧校舎及び体育館の解体と外構整備が完了し、令和2年度から3年にわたった工事が終わりました。この間、運動場の使用制限や工事中の大きな音など、こども達の学校生活に様々な影響がありましたが、これからは、新しい学校で快適な学校生活を送っていただきたいと思います。

また、昨年9月から第3子以降の小中学校の給食費の無償化を実施し、多子世帯の経済的負担を軽減したことに加え、物価高騰に対応した子育て世帯への緊急的支援として、11月から本年3月末まで、すべての児童生徒の学校給食費の無償化について、国の交付金を活用するとともに、不足する分は市費にて実施しました。

私立保育園等に対しても、給食費の負担軽減対策として、1年を通じて補助を実施しました。後ほど、本定例会においても、引き続き9月までの補助ができるよう提案させていただきます。

保育現場においては、保育支援システムの導入など、ICTを積極的に導入し、保育士の負担軽減と職員のコミュニケーションの円滑化とともに、保護者の利便性の向上を図りました。

また、共働きの家庭の増加による保育需要の増大などで、保育士の業務負担が大きくなっていることから、保育士のモチベーションアップを図るため、頑張る保育士を応援すべく、引き続き県内トップクラスの給与水準を維持するとともに、保育業務手当を支給しました。私立保育園等に対しても、国の処遇改善臨時特例事業に基づき補助を行うことで、保育士の確保に努めました。

 

次に、4、文化・スポーツについてであります。

本年1月から新しい公共施設の予約システムを稼働いたしました。新システムでは、オンライン予約やオンライン抽選、キャッシュレス決済等が利用可能となり、利用者の利便性が大きく向上しました。

本市のシンボルである史跡小牧山については、石垣等の遺構の復元整備に加え、山頂の「小牧市歴史館」の展示を、戦国時代を中心とした内容に全面改装し、施設名も「小牧山歴史館」と改め、令和5年4月1日にリニューアルオープンいたしました。併せて「れきしるこまき」の展示に、小牧・長久手の戦いに関する内容を加え充実しましたので、NHK大河ドラマ「どうする家康」の放送を機に、多くの方に訪れていただければと思っております。

 

続きまして、5、産業・交流についてであります。

昨年は、「こまき令和夏まつり」「こまき信長夢夜会」「小牧市民まつり」等のコロナ禍以前は恒例であったイベントを、規模を縮小するなど感染対策を実施しながらではありますが、3年ぶりに開催することができました。

商工業につきましては、市政戦略編で申し上げました「こまきプレミアム商品券」の取組に加え、市内企業の流出防止や新たな企業の誘致等に努めてまいりました。

また、新型コロナウイルス感染症の影響、AIやIoT等のデジタル技術の浸透、SDGsやカーボンニュートラルなど大きく変化する社会経済環境に対応するため、小牧市企業新展開支援プログラムを改定し、あわせて補助制度の見直しや新たな制度創設を行いました。今後は、本プログラムに基づき、様々な企業支援を行うとともに、必要に応じて柔軟に見直しを行いながら、社会情勢に合わせた産業振興施策を推進してまいります。

次に、6、都市基盤・交通についてであります。

公園整備につきましては、太良まめなしの里や樋下公園などの整備を進めました。

こまき巡回バス「こまくる」につきましては、待合環境を整備し、利用者の利便性向上を図るため、一部のバス停留所に上屋・ベンチの設置等を行いました。

 

続きまして、自治体経営編についてであります。

まずは協働・情報共有についてであります。

地域の集会施設の照明設備をLED化する費用や老朽化した会議用の机や椅子を購入する費用に対して補助を実施しました。

また、区長事務の軽減を図るため、専用アプリケーションを導入し、区長への連絡網等の整備を進めました。

次に、行政サービスについてであります。

ICTを活用した利便性の高い窓口サービスとして本庁舎に導入しました「こまきスマート窓口」については、各支所でも実施できるよう環境の整備を行うとともに、対象手続きを拡大しました。

各種証明書交付手数料やこまきこども未来館の入館料について、QRコード決済などのキャッシュレス決済を導入し、市民の利便性の向上を図りました。

次に、行政運営についてでありますが、本市は令和3年5月に内閣府より尾張地域で初となる「SDGs未来都市」に選定され、現時点においては尾張地域で唯一の「SDGs未来都市」となっています。これまで以上に市全体でSDGsを推進していく観点から、令和5年3月に企業や市民団体を対象とした「小牧市SDGs登録制度」の運用を開始するとともに、登録団体の取組紹介や情報共有の場である専用サイト「小牧市SDGsまちづくり交流サイト」を立ち上げ、企業や市民団体の取組を促進しているところです。

最後に、財政運営についてであります。

公共施設の老朽化が進む中、より効果的で効率的な維持管理・運営を行うため、本市を取巻く状況の変化等を踏まえ、公共ファシリティマネジメント推進計画の見直しを行いました。

 

続きまして、特別会計の決算見込みについてであります。

一般会計同様、正確な数字をお示しすることはできませんが、全ての特別会計について、概ね所期の目的を達成することができ、それぞれ黒字決算を見込むことができました。

 

続きまして、病院・水道・下水道の企業会計についてであります。

まず、病院事業会計についてであります。

小牧市民病院におきましては、尾張北部医療圏の中核病院として、地域における必要な医療体制を確保し、高度で質の高い医療の提供と経営の健全化に努めてまいりました。

令和4年度は、新型コロナウイルス感染症に関連する補助金等により、4億2千9百万円余の黒字決算を見込むこととなりました。

今後も新病院建設に伴う減価償却費や、光熱水費の高騰などによる費用の増加により厳しい病院経営が見込まれるため、病院の機能を最大限に発揮できるよう、職員が一丸となって経営状況の更なる改善に向けて、一層努めてまいります。

 

次に、水道事業会計についてであります。

水道施設の維持管理や水質管理を適切に行うとともに、地震災害への備えとして配水管網の耐震化を計画的に推進してまいりました。また、横内浄水場の施設更新が完了し、令和5年3月に運転を開始しました。

令和4年度は、2億7千万円余の黒字決算を見込むこととなりましたが、これは主に、現金を伴わない収入である長期前受金戻入の計上によるものであります。

今後も水道施設の更新などに多額の費用が必要となる中、人口減少などによる長期的な水需要や給水収益の減少が予測されるため、小牧市水道事業ビジョン・経営戦略に基づき、経営基盤の強化を図り、市民の皆様に信頼される水道であり続けるよう安全で安心な水道サービスの提供に努めてまいります。

 

そして、下水道事業会計についてであります。

公衆衛生の向上と公共用水域の水質保全及び都市浸水被害の軽減を図るため、汚水管の面的整備や雨水幹線の整備などを計画的に実施しました。

令和4年度は、670万円の赤字決算を見込むこととなりましたが、これは、収益的収支において令和3年度からの繰越工事を執行したことが要因であります。

今後も厳しい経営環境が続きますが、令和4年度に策定した小牧市下水道事業長期経営計画に基づき、下水道整備区域の早期概成及び経営の健全化に取り組んでまいります。

 

以上、申し述べた結果をもちまして、令和4年度の出納を閉じたわけであります。

 

計画いたしました諸事業を適切に執行できましたことは、職員一丸の努力はもとより、議員各位をはじめ市民の皆様のご理解とご支援の賜物であると、心から感謝を申し上げる次第であります。

なお、決算の認定につきましては、改めて後日の議会でお願いするわけでありますが、本日はその概要についてご報告を申し上げました。

 

新型コロナウイルス感染症で疲弊した地域活動を回復し、市民の皆様の当たり前の日常生活と笑顔、そして地域のつながりを少しでも早く取り戻すことができますよう、小牧市としても国・県と連携し、鋭意努力をしてまいります。

 

そして、先人から受け継いだ小牧市を守り抜き、更に誇れる住みよいまちとして、「すべての市民が笑顔で将来に夢を描き、挑戦できる小牧市」、「住みたい、住み続けたい、魅力と活力にあふれる夢ある小牧市」を創造するため、決意と信念を持って、引き続き全力で市政運営に取り組んでまいります。

 

議員各位におかれましても、今後とも一層のご理解とご支援をお願い申し上げますとともに、市民の皆様のご協力を重ねて心からお願いを申し上げ、行政報告といたします。

この記事に関するお問い合わせ先

市長公室 広報広聴課 情報メディア係
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