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令和5年度の工事 (2工区)
更新日:2024年04月18日
史跡小牧山山頂部の小牧山歴史館南側において実施していた史跡整備工事が完了し、令和6年4月1日より公開しました。
第2工区は、小牧山城の主郭(山頂)の南側にあたり大手道を含んだ範囲です。今回の整備では、織田信長築城時の主郭をめぐる2段の石垣(上段・一段目を「石垣1」、下段・二段目を「石垣2」)、大手道沿いの石垣(写真1)、大手道の一部で確認された玉石敷、小牧・長久手の合戦時に築かれた土塁などを復元しました。
整備概要
第2工区整備の工事概要を下記にまとめました。
石垣復元作業
第2工区(小牧山歴史館南面部)石垣復元整備の作業風景です。(写真2、3)
石垣は、過去2年間の復元作業と同様、発掘調査で確認したオリジナルの築石(石垣に積んである石)に、新たに購入した石をオリジナルの石垣と同じく野面積という積み方で積んで復元整備を行いました。
大手道沿いの石垣には、小牧山本来の岩盤を加工して切り立て、その上に石垣を積んだ部分があります。その部分の整備では、築城当時の岩盤面を露出させて、石垣を復元しました。
裏込め石充填作業
今後の整備予定
令和6年度は小牧山歴史館の北東側を、令和7年度は小牧山歴史館東側の地区を整備する予定です。