家具の転倒防止
更新日:2024年02月28日
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阪神淡路大震災では、転倒した家具に押しつぶされたり、割れたガラスでケガをした人がたくさんいました。
建物が無事でも家具が転倒すると、ケガをしたり避難が遅れる危険性がありますので、室内の家具はしっかりと固定しましょう。
食器棚の転倒防止実施例

- L字金具で柱に固定
- ひも状金具で固定
- 補強金具で継ぎ目部分を固定
- 開き戸式には止め金具
- ガラス飛散防止フィルムを貼る
- ヒートン・釘・ひも・チェーン等で固定
家具と壁等を固定する方法
L型金具を2ヶ所固定する方法
- 鴨居や横木が家具の上端と同じ高さの場合
- 鴨居や横木が家具の上端から10cm未満の寸法で離れている場合

家具転倒防止支柱で2ヶ所固定する方法
転倒防止支柱は家具の後方(壁寄り)に固定する。 前方(部屋寄り)に固定すると、家具は転倒する可能性があります。

桟に固定できない場合の固定方法
高さを調整しながら天井と家具を支えるすき間埋め収納ユニットを設置する。

二段重ねの家具を安定させる方法
- 継ぎ目の部分を補強金具で固定する。必ず両側を補強すること。
- 粘着テープ(幅5cm以上のもの又は布製のもの)で継ぎ目を接着する。
※家具を倒れにくくする原則は重心を下げることです。重いものは下に収納しましょう。

柱の見えない壁に固定する方法
- 間柱と間柱の間に補強用の板(ぬき板等)を取り付け、この板に家具を固定する。
- 間柱、胴ぶちに直接家具を固定する。
※1. 家具は必ず間柱や胴ぶちに固定してください。石膏ボードやプリント合板に固定しても効果はありません。
※2. 間柱や胴ぶちの見つけ方は、ドライバーなどの固いもので壁をたたき、コンコンと固い音がした箇所が間柱で ある可能性があります。また、プッシュピンや壁裏センサーなどの専用品を使用する方法もあります。

その他の転倒防止方法
- 吊り型照明器具は3点か4点、補助ひも(針金か鎖)を使用して固定する。
- 薄型テレビや電子レンジには粘着性マットやストラップで迫り出し防止を行う。
- ピアノなど重量のあるものの対策は置き場所によって異なります。また、楽器本来の機能を損なっては元も子もないので、専門知識を持つメーカーなどへお問い合わせください。

一工夫で安心度を高めましょう
特別な器具を使わなくても、家具の転倒から身を守る安心度を高めることができます。住まいの中を見渡して、気づいたことから即実行しましょう。
- ベットや布団の周りに背の高い家具や本棚などは置かない。
- 家具類の上にはなるべく物を置かない。
- 避難路確保のため、出入口付近に家具を置かない。(家具が倒れてドアが開かなくなる場合があります)
- 家具を倒れにくくするために重いものは下に収納する。
- 寝室には家具を置かない。


関連リンク
消防防災博物館 住宅の耐震化及び家具等の転倒、落下防止対策(新しいウィンドウで開きます)
- この記事に関するお問い合わせ先
-
市民生活部 防災危機管理課 防災危機管理係
小牧市役所 本庁舎6階
電話番号:0568-76-1171 ファクス番号:0568-41-3799