兒の森について
更新日:2023年11月08日
イノシシ・アライグマにご注意ください
兒の森は周りを山に囲まれた環境であり、不意に野生動物と遭遇する可能性がありますので、散策される際はご注意ください。(夜行性のため、暗くなってからは特にご注意ください。)
イノシシやアライグマは臆病な動物で、向こうから襲ってくることはほとんどありませんが、驚かせたり刺激したりすると、自分の身を守るために人に攻撃をすることがあります。
イノシシに出会ってしまったら
イノシシを興奮させないよう、急に走り出したり、大声を出したり、威嚇したりしないでください。後ろを向くと襲ってくる場合がありますので、なるべく背中を見せないよう、その場をゆっくりと後ずさりしながら離れ、イノシシから見えない場所に避難してください。どうしても逃げ場がない場合は、イノシシが簡単に登れない、立木に登るのも有効な手段です。
イノシシが掘ったとみられる穴(平成28年6月27日撮影)
イノシシが掘ったとみられる穴が、ヤマザクラの小道に3ヶ所ほどありました。
大きいものだと、深さ約1メートル、大きさ約1メートルにもなります。
夜間に掘ったものだと思われます。夜間の散策はお控えいただくか、やむを得ずされる場合は十分お気をつけください。
イノシシについての注意喚起 (PDFファイル: 114.3KB)
アライグマに出会ってしまったら
くれぐれも刺激を与えないよう、近づかず立ち去るのを待つか、静かに距離をとってください。ただし、犬などがアライグマを刺激し、襲われることがあります。犬をかばおうとすると人間が攻撃されることもありますので、もし犬が襲われても、手でアライグマを払いのけようとしないでください。
兒の森はこんなところです
兒の森は子どもたちの「自然体験フィールド」です。兒の森は、小牧市東部のゆるやかな丘陵地帯にあります。「兒」という字は、児童の「児」の旧字体であり、地元のお宮の名前にも由来しています。この森は、子どもたちの自然体験の場としてつくられました。
森の中ではいろいろなことができますよ!
- 遊ぶ 自然の中で自由に考えて遊びながら創造力や自立心を養いましょう。
- 学ぶ 地域固有の風土(自然)や生活文化(暮らし)を学んでみましょう。
- 作る 自然の素材を利用した創作活動を通じて自然を見つめ直し、その豊かなめぐみを発見ましょう。
- 育む 昆虫や植物の生育を通し、生命の尊さや神秘、生き物に対する思いやりを育みましょう。
- 交わる 親子、子ども同士、地域社会とのコミュニケーションを培いましょう。
- 守る 自らの力で森を守り育てる活動を実践し、自然との関わり方を知りましょう。
この森は、県と市、市民のコラボ(協働作業)で整備しました。
森には、どんな役割があるのでしょうか?
- 洪水や渇水をやわらげたり、自然災害を防いだりします。
- さまざまな生き物の住みかとなります。
- 二酸化炭素を吸収して、地球の温暖化を防ぎます。
- 森林浴などの森林レクリエーションが楽しめます。
森は、私たちが快適に暮らしていくためにかかすことのできないものです。
愛知県では、平成15年度から治山事業である「兒の森生活環境保全林整備事業」を実施し、森林の手入れや歩道の整備、休憩所や案内板の設置を行いました。
また、小牧市では、環境にやさしい循環式のエコトイレを設置し、森を子どもたちの自然体験の場とするため市民参加で整備を進めています。
このように県と市、市民の共同で作り上げた兒の森を、県民の方々に広く親しんでいただきたいと願っています。
場所
- 平成18年4月16日オープン
- 所在地:愛知県小牧市大字野口字神尾前2878番20外
アクセス
温水プール第一駐車場の東側から市民四季の道を通って徒歩約30分
兒の森からの景色
白山
入鹿池方面
森の空
紅葉
兒の森の動植物
ひよどり
ルリタテハ
藤の花
チゴユリ
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