災害時や避難所におけるペットの取扱いについて
更新日:2020年12月17日
災害はいつ起こるかわかりません
ペットと飼い主が離ればなれになると、ペットが衰弱・死亡するだけでなく、勝手に繁殖して人の安全や生活環境を損なうおそれがあります。こうした事態を防止するためには、ペットとの同行避難が必要であるといわれています。
同行避難を前提とした場合、飼い主は災害時の備えについての意識を持ち、ペットの安全と健康を守るとともに、ほかの避難者への迷惑とならないようにしなければなりません。
そのために日頃からできる準備を、以下に紹介します。

1.避難場所を確認しておく
地震避難所(40ヵ所)となる市内小中学校等は、基本的に同行避難のできる避難所です。ただし、地域住民の理解が得られないなど、受け入れができない場合があります。
避難所での生活はペットにも大きなストレスとなるため、緊急時にペットを預かってくれる人や場所を探しておくことも重要です。
2.ペットの防災用品の準備
ペットのための備えは、飼い主の責任で行わなければなりません。
災害発生後、救援物資の到着には長い時間がかかることもあります。最低でも次のものは用意しましょう。
- エサと水(5日分程度)
- ケージやキャリーバッグ
- リードやハーネス
- トイレ用具(ビニール袋、古新聞、ペットシーツ、猫砂など)
- 写真(ペットが行方不明になったときなどに役立ちます。)
3.所有の明示
ペットが迷子になっても飼い主がわかるように、名札や登録鑑札(犬の場合)などで所有の明示をしましょう。
4.健康管理としつけ
避難所には不特定多数の避難者が集まります。 ほかの人への迷惑にならないよう、日頃からペットの健康管理としつけをしっかり行いましょう。
- 感染症などを予防するため、必要なワクチンを接種しておきましょう。
- むやみに吠えたり人に危害を加えたりしないよう、基本的なしつけをしておきましょう。
- 去勢避妊手術を実施し、予期せぬ繁殖などトラブルを防止しましょう。
- 避難をスムーズに行うため、ケージやキャリーバッグなどに慣れさせておきましょう。
5.災害が発生したら
リードで繋ぐ、ケージに入れるなど、ペットが逃げ出さないようにしましょう。
人と動物の安全に気を配って避難しましょう。
6.避難所では
飼い主が責任を持ってペットを管理しましょう。
- 避難所ごとに決められた、ペット飼育のルールに従ってください。
- リードやケージなどを使い、ペットの脱走を防止してください。
- 首輪、リード、ケージなどには名札を付け、所有の明示を行ってください。
- エサや排泄物、抜け毛などの後始末を徹底してください。
(注意)ほかのペットの飼い主と協力して世話をすることで、飼い主全員の負担を減らすことができます。

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