生活リズムがない。(幼児期(1歳6か月児前後))

更新日:2017年08月31日

「生活リズムを整えたい!」よくぞ、ここに思い至って下さいました。生活リズムを整えていくためには、「おとな」の努力が必要不可欠なのです。
私たちのからだは朝になると日常生活を活発に行なうために、体温、血圧、心拍数を上げ、夜になると休息を取るために体温を下げ、からだを休めるようなリズム(体内リズム)が備わっています。これをコントロールしている時計が「体内時計」です。この体内時計は、朝の光と朝食でリセットされ、昼食と夕食を決まった時間に摂ることで、しっかりと固定されます。

「夜型の生活」が続くとどうなるのでしょう?
この体内時計が遅寝、遅起き、朝食抜き…などなどで、夜型にセットされてしまいます、せっかく理想的な時間に眠ろうとしても、眠りに入れないことになってしまいます。朝も気分よく目覚めることができません。
幼稚園などの集団生活がはじまった時に無理に起こして送り出しても、体温は低く、脳の活動は眠ったまま1日がスタートするため、「だるい」「頭痛」「腹痛」などからだの不調につながってきます。
ですから、「生活リズム」を整えて、「朝型」にセットできるような生活を送ることが大切なのです。

では、どうやって生活リズムを整えていくのでしょう?
生活における5つの定点「起床、朝食、昼食、夕食、就寝」、これを一定の時間に固定することが大切です。

具体的には、「さわやかな起床を促すために、朝の光を部屋に取り込み早めに起こすようにして、しっかり目を覚ましてから、朝食をきちんと食べる」「お子さんが眠る体制に入ることができるように、早めに入浴を済ませて、テレビなど消して、静かで落ち着いた環境を整える」など、定点を決めて、守るようにして、生活を組み立てていくと良いと思います。

5つの定点は関連しています。例えば、朝食を食べると脳に栄養があるので、午前中元気に遊びまわることができます。そして、からだを使うとお腹が空くので、昼食をしっかり食べることができます。さらに、からだをいっぱい使うと夜もぐっすり寝てくれますよ。

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