平成20年度村中保育園指定管理者監査結果報告
小牧市監査公表第13号
地方自治法(昭和22年法律第67号)第199条第7項の規定に基づく財政援助団体等監査の結果に関する報告を同条第9項の規定により別紙のとおり公表する。
平成21年4月20日
小牧市監査委員 伊藤二三
小牧市監査委員 舟橋昭治
小牧市財政援助団体等監査結果報告
第1 監査の概要
1監査の対象
名称 学校法人荻須学園(所管部課:健康福祉部子育て支援課)
範囲 平成19年4月1日から平成20年3月31日までの事業のうち、次の施設管理業務に係る出納その他の事務の執行について
・公の施設の指定管理者監査
協定の名称 小牧市立村中保育園の管理運営に関する基本協定
平成19年度指定管理料 83,281,771円
施設名 小牧市立村中保育園
協定の目的
小牧市立村中保育園の管理及び運営に関する業務を小牧市立保育園の設置及び管理に関する条例第6条の規定により指定管理者に指定されたものに管理を行わせる。
2 監査の期間
平成20年12月10日から平成21年2月9日まで
3 監査の場所
小牧市立村中保育園会議室
4 監査の方法
監査の実施に当たっては、小牧市立村中保育園の管理運営に関する基本協定書、小牧市立村中保育園の管理運営に関する年度協定書、決算書、事業報告書及び預金通帳等の関係書類の提示を求め、関係職員より説明を聴取し、当該指定管理料がその目的に従って適正に使用されているかなど、公の施設の管理に係る出納その他の事務が適正に行われているかどうかに主眼をおいて監査を実施した。
また、所管課に対しては、指定管理者への指導監督は適切に行われているかどうかに主眼をおいて監査を実施した。
第2 事業の概要
1 概況
女性の社会進出が一層進み、延長保育、一時保育、低年齢児保育などが求められる中、村中保育園は、公立保育園としては初の民間事業者である学校法人荻須学園による指定管理として平成18年10月1日に開園された。公立保育園で行っている保育の外に、延長保育の充実を始め休日保育や産休明け保育などの保育サービスを提供している。
学校法人荻須学園は、教育基本法及び学校教育法に従い学校教育を目的として昭和42年4月13日に設立された。平成18年10月1日から平成28年3月31日まで小牧市から村中保育園の指定管理者の指定を受け、次の業務を行っている。
(1)保育の実施に関する業務
(2)施設の維持管理に関する業務
(3)以上に掲げるもののほか、保育園の管理に関し市長が必要と認める業務
2 指定管理の実施について
指定管理の事務手続(括弧内は変更協定に係るもの)
指定管理者の指定根拠法令等 地方自治法第244の2第3項、小牧市立保育園の設置及び管理に関する条例第3条
基本協定締結日 平成18年10月1日
年度協定締結日 平成19年4月1日(平成20年3月31日)
指定期間 平成18年10月1日〜平成28年3月31日
年度協定期間 平成19年4月1日〜平成20年3月31日
指定管理料 83,281,771円(70,497円増額変更)
収入日及び収入額
平成19年4月20日7,000,000円、平成19年5月18日7,000,000円、平成19年6月20日7,000,000円、平成19年7月20日7,000,000円、平成19年8月20日7,000,000円、平成19年9月20日7,000,000円、平成19年10月19日7,000,000円、平成19年11月20日7,000,000円、平成19年12月20日7,000,000円、平成20年1月18日7,000,000円、平成20年2月20日7,000,000円、平成20年3月19日6,211,274円、平成20年5月20日 70,497円
年度業務実績報告日 平成20年4月15日
3 児童数及び職員数
(1) 児童数
平成19年度における村中保育園利用児童数は次のとおりである。
・通常保育 0歳児延べ132人、1歳児延べ119人、2歳児延べ188人、3歳児延べ319人、4歳児延べ164人、5歳児延べ210人、合計1,132人
・延長保育
平日7時から7時30分まで延べ51人、平日18時30分から17時まで延べ60人、土曜日7時から7時30分まで延べ10人、土曜日18時30分から17時まで延べ24人
・休日保育 延べ52人
・一時保育 延べ31人
(2) 職員数
平成20年3月1日現在の職員数は次のとおりである。
・園長 必要数1人に対して現員数1人
・保育士
主任 必要数1人に対して現員数1人
担任 必要数13人に対して現員数14人
パート 担任代替必要数2人に対して現員数2人、延長保育必要数3人に対して現員数3人、休日必要数1人に対して現員数1人
・調理員等 必要数3人に対して現員数3人
4 決算状況
平成19年度の指定管理における収支状況は次のとおりである。
なお、運営費負担金及び利用料については条例により、小牧市の収入となる。
収入
委託料収入 83,211,274円、その他の収入 1,226,049円、精算による指定管理料の増額 70,497円 合計84,507,820円
支出
人件費 65,096,957円、需用費 14,328,672円、役務費 671,167円、委託料 827,934円、使用料及び賃借料 676,378円、備品購入費455,190円、報償費 394,920円、旅費 202,602円、その他 1,854,820円 合計84,507,820円
第3 監査の結果
公の施設の管理に係る出納その他の事務の執行状況及び指定管理者に対する所管課の指導状況等について、施設が条例等関係法令、協定書に定めるところにより適切に管理されているか、出納及びその他の事務が適正に処理されているか、などにつき協定書、会計諸帳票その他関係書類の一部を抽出して監査を実施した。
その結果、条例等関係諸法令、協定書に沿って管理されており事務処理においてもおおむね良好であったが、次の点について改善及び検討を要する事項が見受けられた。
[学校法人荻須学園]
物品購入等の支払いについて、納品書と請求書の確認はしているが、請求明細にチェックの形跡がないなど確認が見える形で残っていないため、適正性を確保するためにも確認行為を残していくよう努められたい。
経理事務において、会計事務所に一任しているように見受けられるが、荻須学園においても、村中保育園の経理状況を把握するよう努められたい。
[子育て支援課]
市の保育指針に沿って、村中保育園の保育士を市の研修会、園長会に参加させるなど、指定管理者との意思疎通を図っているが、子育て支援課として、事業の実施状況及び経理状況について、指定管理者から提出された事業報告書等による結果及び内容の履行確認を適正に実施されたい。
また、備品の管理について、指定管理者と市の双方において、一定の時期に備品台帳と現物の突合をするとともに、備品の購入については、市の所有になることから、指定管理料の中に入れ込むのではなく市で購入するなど、指定管理料として運営の実態にあった積算をされたい。
指定管理料において、経費の内容を十分精査され、積算根拠の算出ができないものは何らかの基準を作るなど明確にして、いたずらに経費の増額とならないよう努められたい。
市の保育施策に沿った保育事業の展開と、指定管理者の意向に沿った保育事業とのバランスをどうとっていくかが今後の課題となるため、指定管理者のあり方を含め調査研究を行うとともに、平成20年3月に通知された「指定管理者制度に関する指針」に基づいてモニタリングを実施するなど、さらなる市民サービスの向上と経費の節減に努められるよう要望する。
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