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都市景観形成重点区域(やすらぎみち)
更新日:2020年07月21日
都市景観形成重点区域(やすらぎみち)とは
小牧市では、都市景観基本計画に定めるところにより、景観形成を重点的に整備する区域を都市景観形成重点区域として指定しています。小牧山へ一直線につながる小牧駅前線は、シンボルロードとして道路及び沿道の修景が進められ、「小牧の顔」を形成しつつあります。この道路は、小牧駅前から「小牧市のシンボル」である小牧山を直線上に眺望でき、小牧市へ訪れる歩行者を導く重要な役割を担っています。そこで、平成15年に道路沿いの一部のエリアについて、史跡や緑豊かな自然環境が残り、歴史・文化の薫る区域を小牧市都市景観形成重点区域に指定し、当該区域を「やすらぎみち」と名づけるとともに、景観づくりの整備計画及び整備基準を策定しております。
都市景観形成重点区域図
小牧山を望む
緑に包まれた神明社
整備計画:景観づくりの基本方針及び指針
基本目標
小牧の顔と心をつなぐ、歴史的趣と調和した緑豊かなシンボルロード
基本方針
- 小牧山への視線軸(眺望)を守り育んでいく景観づくり
- 小牧山へ導くシンボルロードとして歩行者が楽しく快適に歩ける景観づくり
- 歴史的趣と緑豊かな自然環境を後世に伝え残す景観づくり
- 街並みの連坦性を醸し出す景観づくり
公共空間(道路)の景観づくりに関する指針
歴史的趣と調和し、緑豊かな自然環境の保全と育成が図られた道づくり
電線類は地中化するとともに、舗装材や街路灯については、歴史的趣と調和したものとします。また、歩車道境界部に街路樹を植栽したり、神明社沿いの現況樹木を保全や利活用を図りながら緑豊かな道路整備を行います。
歩行者の安全性が確保された、人に優しい快適な道づくり
歩道部分はゆとりある歩道幅員とし、景観的に優れかつ歩きやすい舗装材を用いたり、舗装パターンを工夫して魅力的な歩行者空間の創出を図ります。また、車道部についても車のスピードを抑制するなどの安全対策を講じた道路整備を行います。
人と人、人と街のふれあいの場がある道づくり
歩道内にベンチ等のストリートファニチャーを設置して、ふれあいの場としても利用できるような道路整備を行います。
民有空間(沿道)の景観づくりに関する指針
個性と調和による魅力あふれる街づくり
個々の建物の個性を尊重しつつ、個性のなかに調和が図られた景観づくりを行うため、建築物や工作物について整備基準を設けます。
訪れた歩行者が住みたくなるような緑豊かな誇らしい街づくり
四季に彩られた、快適で誇りある街をつくるため、花や樹木による緑化の推進を図ります。
自らが街に愛着を持ち、優れた景観を維持し高めていく街づくり
街の価値を守り、高めるために地元まちづくり活動の組織化を図ります。
整備基準:沿道建築物等に対するまちづくりルール
テーマ:緑により連坦した歴史的趣のある街並をつくる。
建築物
- 高さ:4階以上の建築物の壁面は、道路境界より5.0メートル以上後退させる。(3階以下の建築物はこの限りではない。)
- 屋根・庇:屋根の形状、色彩は自由とするが、周囲の景観と調和のとれたものとする。
- 外壁:形状、色調、材料等は周囲の景観と調和のとれたものとし、目立つ色彩は広い面積を占めない箇所に限定し、アクセントとして用いる。
工作物
- 玄関周り・出入り口:形状、色調、材料等は周囲の景観と調和のとれたものとする。
- 門・垣・塀:化粧が施されていないブロック塀の設置は、避けるものとする。また、道路沿いの垣については生垣又は透視性のあるフェンス、高さ1.5メートル以下の塀等を用いるとともに植栽や花壇などを設置して緑化に努める。
- 駐車場:形状、色調、材料等は周囲の景観を著しく損なわないものとする。
その他
- 機械設備:道路などの公共空間から直接見えにくくするとともに、建物本体と調和を図る。
- 屋外広告物:形状、色調、材料等は周囲の景観を著しく損なわないものとする。
- 土地の形質の変更:変更後の土地の形質の状態が周囲の景観と調和のとれたものとする。
- 木竹の伐採及び植栽:地区の景観を支えている木竹は、極力保全に努める。また、敷地面積に余裕があり、前庭が確保できる場合は、周囲の景観と調和する樹木を植栽することが望ましい。
経過
平成13年3月28日小牧市都市景観条例が施行
平成15年4月18日小牧市都市景観形成重点区域の指定(区域をやすらぎみちと称する)
平成22年3月18日小牧市都市景観形成重点区域の変更(市道小牧五丁目14号線の整備に伴う変更)
関連リンク
- この記事に関するお問い合わせ先
-
都市政策部 都市計画課 都市計画係
小牧市役所 東庁舎2階
電話番号:0568-76-1155 ファクス番号:0568-71-1481