第3回(仮称)市民活動推進条例検討委員会

更新日:2017年10月13日

第3回(仮称)小牧市市民活動推進条例検討委員会会議録(概要)

開催日時

平成16年9月24日(金曜日) 午前10時から午後0時15分まで

開催場所

小牧市役所本庁舎4階 第4会議室

出席者

委員長:岡田正則

副委員長:松田敏弘

委員:野田真里 渡辺直彦 松浦詩子 今枝靖智 中嶋洋喜 永田啓子 中村豊子(9人)

事務局:棚村企画部長 長谷川企画部次長 山下企画課長 大野企画課長補佐 久保田企画政策係長 伊藤(裕)企画政策係主査 伊藤(麻)

傍聴者:無

議題

  1. 条例の検討について

議事内容

1 開会

委員長)
まず会議の開催に先立って、日程の確認をさせていただきたい。条例の審議は残り1回ということなので、次回に成案ということでよろしいか。
事務局)
次回で成案とさせていただくよう、よろしくお願いがしたい。
委員長)
では今回で内容的には完成させ、次回は条文形式となるよう検討する、ということでよろしいか。
事務局)
条例形式に整えるのは、市のほうで文書法規係と相談して行うので、当検討委員会では条例に盛り込むべき項目とその内容についてのご審議をよろしくお願いしたい。

2 議題

(1)条例の検討について
事務局より説明。
委員)
前回、前々回と海外出張等で欠席させていただいたので、議論に追いつくために少々ご質問させていただきたい。前文に関して付けること自体は賛成であるが、ここに書かれている「市民」の意味について確認させていただきたい。
事務局)
小牧市の住民票を持っている方を対象に考えている。
委員)
外国の方で住民登録をされていない人についてはどう考えているのか。
事務局)
外国の方についても、居住者については同様の市民サービスを行っているので、今回の条例についても当然対象となる。
委員)
前文の中に、市民活動団体と市民団体という言葉が出てくるが、その使いわけについてはどのようにされているのか。
事務局)
前文については、今回副委員長と事務局にて案として作成させていただいており、未論議なので今回検討していただきたい。
委員長)
ではまず、前文に限って審議を行っていく。
委員)
先ずキーワードとなる概念については、その内容を明らかにする必要がある。これは単なる文言・字句の問題ではなく、条例の基本的考え方に関わる問題である。とりあえずいくつか指摘したい。「市民団体」と「市民活動団体」の言葉は統一したほうがいいのではないか。「人」と「市民」についても言葉の定義をしっかり行ったほうがいいと思う。「公共サービス」と2定義の中の「公益活動」の言葉の意味するところを明らかにしたい。例えば、それが「社会サービス」「社会活動」というのではだめなのか。「新しい公共サービスの担い手」とあるが、新しいのは「公共サービス」なのか「担い手」なのか。新しいのが「担い手」ともとれて、今までは行政がやってきたものを市民活動が下請けするというイメージにもつながりかねない。さらには「活気あふれるこまき」をひらがなにしているのはどんな意図があるのか教えていただきたい。
委員)
対等なパートナーシップを目指しているので、下請けと捉えかねないというなら文言を変更しなければいけないと思う。太田市の図書館サービスへの市民の参入の例もあるように、市民が参入することにより、質の面でもよりよいサービスを提供できることを目指している。
委員)
前文の最後で、「市民がかがやき」で句点を入れた方が「活気あふれるこまき」を強調できてよいのではないかと思う。
委員)
「市民がかがやき活気あふれるこまき」はひらがなが続いて読みにくいのではないか。
副委員長)
これは第5次総合計画の中のフレーズであるので使用した。人々というのは社会情勢の中の人という意味で使った。市民活動団体、市民団体はご指摘のとおり統一したほうがいいと思う。前文作成の意図としては、誰にでも分かりやい、平易な言葉で作成するように考えた。
委員)
地域社会ではなく、具体的に小牧市としてはどうか。
委員)
小牧市とすると、今のところでは行政という意味合いが強くなると思われる。
委員)
地域社会とするのと小牧とするのでは大きく意味が変るのか。
委員)
主活動が小牧だけではなく海外等で行われている場合もあり、地域社会だと該当するが小牧だと該当しなくなる。
委員長)
地域社会というのは一般的な意味の使い方をしているというのではないか。地域社会は市の単位より小さいコミュニティという形もあれば、大きい場合もあると思う。
委員)
P2の市民活動団体の定義の中で、主活動が市内で行われていることとあるが、拠点が小牧にあれば活動自体は外であってもよいのではないか。
事務局)
拠点が市内にあればよい。
委員)
大きな視野に立って、今後小牧が発展して人々の交流が活発になって市内・市外という枠にとらわれないような活動になっていった場合にも対応できるように広く門戸を開いたほうがいい。
委員長)
今までの議論を整理すると

  • 人々・人・市民の概念整理
  • 市民活動団体・市民活動の概念整理
  • 「市民がかがやき活気あふれるこまき」のフレーズの使い方
  • 地域社会と小牧市の概念整理
  • 「公益活動」「公共サービス」の概念整理

ということになると思うが、この点についてさらに議論していく。
委員)
公共サービスの修飾詞「新しい」がどの意味をさしているのか。「新しい」のは公共サービスなのか、それとも担い手なのか両方の意が取れるので、はっきりさせたい。また、市民活動には「サービス提供」と「アドボカシー(政策提言)」があるので、後者を含めて、社会的課題を市民活動が担っていくという点を強調したほうがいいのではないか。
委員長)
市民団体の定義の中で、「主活動が市内で行われていること」とあるが、他地区に本部があって小牧市内に3人くらいの支部があって活動していれば対象となるのか。
委員)
例えばネパールの子どもに絵本を贈るという活動の場合、市内で本を募集するなどの活動をしていればよいのではないか。また事務局自体が市内ではなく近隣にあり、市内で市民のための活動をしていればよいと思う。
副委員長)
この条例は何かの規制になるようなものではない。小牧市の条例なので、小牧の市民が積極的に参加できるようになるものを目指している。
委員)
おっしゃることはよくわかるし、基本的に賛成。ただ、一点危惧するのは、条文は往々にして一人歩きしかねないということである。書くべき事ははっきり書いたほうがよい。今ここでこの条例を検討しているときは行間にみなさんの気持ちを盛り込んで作成しても大丈夫だと思うが、この先この条例はずっと市民活動の基本となるわけで、今かかわってきた人がいなくなったときに、必ず条例は一人歩きをして、字面どおりの杓子定規な解釈をされる危険性がある。そのことを強く言っておきたい。
委員)
定義の(1)で宗教を除くのは難しいのではないか。宗教法人は広義の公益法人であり、その活動を「公益活動」からわざわざ除外するのは論理的に無理があるし、実態にも沿わない。たとえば、宗教の教義を広めようと思って行うわけでなく、自分の信心で市民活動を行っている場合も、熱心な信者には宗教活動と市民活動は切り離せないものだ。
副委員長)
オウムの問題もあるので、宗教活動が明らかになった場合の歯止めとしては必要なのではないか。市民活動と宗教の問題は切り離しておいたほうがいいと思う。
委員)
要は、宗教一般が問題なのではなく、他人に迷惑をかけるような活動が問題だと思う。ならば、限定的に「反社会的な」という言葉をつけたらいいのではないか。また(4)として暴力団やカルト集団等を禁止するという文言は必要ではないか。それなら(1)(2)と今の(4)をまとめて、「反社会的な活動」と表現することもできるのではないか。
委員長)
「反社会的な」というのは定義が不明瞭でないか。(1)は憲法第20条で政教分離がうたわれており、(2)は公務員に対する政治活動の制限に一致するとの見解だった。
委員)
法律的な言い回しはともかく、さきほど副委員長が確認されたとおり、この条例は規制条例ではない。せっかくの市民活動推進条例なので、今活動している人たちをへこませるような文言は不要なのではと思う。8で促進委員会が設置されるので、細かいケースの該当する、しないはそこで判断していただければよいのではないか。
委員)
暴力団とかカルト集団というような名称を出すと、かえって刺激するのではないか。
委員)
これらの団体は、反社会的で他人に迷惑をかける組織の例として挙げただけで適当な言葉があれば教えていただきたい。
事務局)
他の条例で、利用の制限事項などを設けてあるものがあるので、調べるので少し、お時間をいただきたい。
委員)
公益活動とはどのようなことを指しているのか。民法第34条なのか、特定非営利活動法の17項目なのか。
事務局)
民法第34条ではなく特定非営利活動を想定している。
委員)
では、互助活動についてはどのようにお考えか。
委員)
その互助活動内容が、グループの中の人に対してのみなのか、外の人に対しても行っていくのかによるのではないか。
委員)
互助活動は市民活動に入るのか。
委員)
学問的に言って、互助活動(共益活動)は、定義のうえでは市民活動に入る。ただこの条例としてはどう捉えるかということ。
委員)
活動自体の内容が公益、不特定多数の人に益があるのであれば、よいのではないか。
副委員長)
そのグループの考え方によるのではないか。互助のみを目的とするか、グループの外の人にも目を向けているかによると思う。自グループの判断によるのではないか。
委員)
公益というと不特定多数が原則なので、互助会(共益)は入らない。NPO法人にも互助会は入らないのでもし、事務局の説明のように条例の対象を特定非営利活動と想定すると、小牧市の現状にそくさない限定されたものになってしまう恐れがある。
副委員長)
排除することは目的ではない。他の迷惑にならなければよいのではないか。
事務局)
先程の制限事項の件で、小牧市市民会館の設置及び管理に関する条例では、「公の秩序又は善良な風俗を乱すおそれのある」と表現されており、規則の中で入館者の遵守事項として、「暴力を用いるなど他人に迷惑を及ぼす行為をしないこと」としている。
委員)
パークアリーナも同様か。以前行った時に暴力団のような人がいてびっくりした。
委員)
子どもにも分かりやすい形を目指しているので、社会活動のほうがいいのではないか。
委員)
公益活動に互助会は入らないとのことだが、市民に開かれた団体という定義にはあてはまるのか。
委員)
互助会と開かれた団体とは必ずしも矛盾しない。
委員長)
公民館の使用等は許可をする側の裁量が大きく、今回の条例とは必ずしも同じに考えることはできないと思う。
委員)
ここでは活動内容のことを定義しており、儀式活動を行わなければ、宗教団体であってもよいのではないか。
委員)
同じ日に市民活動と宗教活動を行ったという考え方もできるのではないか。
委員)
定義に「宗教」を入れた理由は?
委員)
ここの定義の文言は、特定非営利活動促進法の第2条第2項第2号のイロハと同じになっている。まず、この法律ができたときの社会背景として、オウム真理教事件があり、社会が宗教に対して過敏になっていた点を理解されたい。特定非営利活動法人のみを本条例の対象として考えるのならそれでもいいと思われるが、先にあった広く住民を対象として、幅広い活動を育てていくという趣旨を重んじるのであれば、特定非営利活動促進法と同様に条件を狭くする必要はないのではないか。県でも特定非営利活動促進法の施行条例を作っているが、県とは次元が違う。NPO法人だけではなく、広く市民に開かれた条例を目指すべきではないか。
副委員長)
宗教というのはいろいろあって幅が広いし、奥も深い。いいこともあるが、マイナス面もある。市に係ることであるし、宗教という言葉はさけて通れないのではないか。団体を規定する人数をNPO法の10人ではなく、3人として門戸を広げてある。
委員)
まずは順番の問題として、宗教が一番初めにくるのも問題である。
副委員長)
何か問題が起こった場合に排除するにはよりどころがあったほうがいい。懐刀としても必要だと思う。宗教の文言を入れるかどうかは継続審議としてはいかがか。
委員)
市民団体の定義として3人となっているが、これは必要なのか。市民活動推進条例なので、団体ではなく個人の活動でもよいのではないか。
委員)
団体ということで、1人は個人で2人では団体というのかという議論のもと3人とした。
委員)
9参入機会の提供や10資金等の助成で対象は団体となっている。個人で市民活動を行っている人は切り捨てられる。
委員長)
この条例では市民団体を作るのも促進するという認識であった。
副委員長)
1人でもいい活動をしている人はあるが、本当にすばらしければ輪が広がっていくのではないか。
委員)
前文で新しい社会サービスの担い手を人(個人)、組織(組織)としていることに矛盾するのではないか。
委員)
団体人数が定義されていなければいいのか。1人でも団体といってしまえる。
委員)
1人を団体ということは、通念上難しいのではないか。
委員)
9・10・11・12を市民及び市民活動団体としてはどうか。
副委員長)
さまざまな人というのは、個人という意味ではない。
委員)
この条例がどういうものを対象としているのかの基本的なコンセンサスが必要なのではないか。団体なのか、個人と団体の両方なのか。
委員長)
前提は団体だと思う。
副委員長)
はじまりは団体を想定して条例を作成している。
委員)
それでは特定非営利活動促進法とあまり大差がないし、県の条例も既にある。そのミニチュア版では、市として条例を新たに定める上で独自性がうすいのではないか。小牧の実状にあった小牧市ならではのものを追求するのであれば、個人も対象とするというのは一つのあり方である。社会的にも「社会的企業家」の役割が注目されてきている。
委員)
個人の力が増してきて、1人で活動をやっていける人もいる。枠を広げるというのなら、個人も対象として追加してもいいのではないか。
委員長)
予定の時間も超過しており、このまま議論を続けることは出来ないので、本日のところはここで終了とさせていただきたい。ただ今の状態では残り1回では、とても仕上げることはできないと思う。追加してこの検討会を開催することはできないか。
事務局)
次回の会議も2週間後でその前に開催することも難しいと思うので、次回は予定どおり開催し、仕上がらなかった場合にはもう1回、2週間以内に開催するということでいかがか。
委員長)
では、今回議論となった、対象が市民団体とするか個人+市民団体とするか、制限事項としてはどんな形とするか、宗教という文言を入れるかどうかを含めての2点について、また今回審議できなかった以降については、次回の検討項目とするので、各自整理しておいていただきたい。事務局から何か。
委員)
短い時間での検討となるので、意見等があればあらかじめメール等で事務局に送付いただき、それを各委員でシェアできるよう事前に配布いただきたいと思う。
委員)
全員了承。
事務局)
大変活発なご議論ありがとうございました。次回は10月7日(木曜日)午前10時からの開催となるので、よろしくお願いしたい。場所は、本庁舎3階の第7会議室となるので、お間違えの無いようにお願いしたい。
副委員長)
本日は大変熱い議論となりかなりの時間を要してしまった。次回も活発な議論となると思うので、30分早めて午前9時30分の開催としてはいかがか。
委員・事務局)
全員了承。
事務局)
本日の会議録も作成し、各委員に確認をいただいた後、委員長の署名をいただき、ホームページ等で公開とします。
委員長)
以上で、本日の会議は終了としたい。ありがとうございました。

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