浸水被害発生時の感染症予防について
更新日:2023年08月28日
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浸水被害時は消毒が必要です
台風や都市型集中豪雨などにより短時間に大量の降雨があった場合、道路が冠水し浸水被害が発生したり、浄化槽に水が入りあふれたりすることがあります。そのような時には、感染症予防のために消毒などが必要です。
また、浸水後に発生するにおいは泥に混入している微生物による作用も関係しています。まず、泥などの汚れを水で洗い流すか雑巾などで拭き取った後に適切な消毒を実施することで、ある程度の消臭効果が期待できます。
浸水被害発生時の対処について
家屋等が浸水被害にあった場合には、以下のとおりの衛生対策を実施してください。
【床下浸水の場合】
- 家の周りや床下にある汚泥や不要なものを片付ける。
- 床下の水をかき出し、雑巾等で吸水する。
- 扇風機等により強制的に通風するか風通しを良くし十分に乾燥させる。
【床上浸水の場合】
- 汚水で汚れた床、壁、家具などの水洗い可能なものは水道水でよく洗い、風通しを良くして十分に乾燥させる。
- 必要に応じて塩化ベンザルコニウム(逆性石けん)0.1%溶液で拭く。
- 冷蔵庫や食器棚などは、汚れを良く拭き取った後、消毒用アルコールや塩素系漂白剤(ハイター、ミルトン等)を浸した布でよく拭く。
- 食器や調理器具は、汚れを良く拭き取った後、熱湯消毒する。
- 熱湯消毒できない物は、台所用の塩素系漂白剤(ハイター、ミルトン等)に浸して消毒し、清潔な水で洗浄するか消毒用アルコールでよく拭く。
【屋外の場合】
- 汚物や泥がある場合、水道水で洗い流した後、天日干しや風通しをよくして十分に乾燥させる。
- 日陰で乾燥が難しい場所などはジョウロや噴霧器を用い、クレゾールせっけん液、オルソ剤を使用して全体が濡れる程度に消毒する。
- クレゾールせっけん液は殺菌効果が弱くなりにくいため屋外の消毒に適していますが、臭気が強いため床下などに使用するには適していません。また、皮膚への刺激性が強く、塩素系の消毒液と混ざると有害な気体を発生させることがあるため、取扱いにはご注意ください。
被災した家屋での感染症対策について、より詳しい情報は下記ページに公開されています。
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健康生きがい支え合い推進部 保健センター
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