離乳食Q&A(中期編)

更新日:2024年05月02日

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離乳中期はお口をもぐもぐ動かして口に入れた食物をつぶして食べる時期です。上手にもぐもぐする練習と、1日2回の食事のリズムをつけていきましょう。

Q1、ステップアップしたら、おえっとしたり、べえっとだしてしまいます

●固さや、形がお子さんの好みと違ったのかも

いままでのとろとろが急にみじん切りにかわったら、食べ方もかえないといけません。お子さんのお口の動き方が違うのです。トロトロの中にほんの少し粒のあるもの(ひとさじに1~2個とか)を混ぜて、様子を見ましょう。

味が嫌い、ではなく、今はまだ食べにくいよ、の合図のことが多いものです。

またひと口量が多すぎると、上手にごっくんできず、おえっとなることも。お口いっぱいにならないよう、フィーディングスプーンの半分程度の量を心がけましょう。

●お口が思うように動かせるようになった

ぶーっと口を鳴らしたり、お口遊びが上手になってくると、食べ物やおつばをとばして遊ぶことがあります。何度か食べさせても遊んでばかりでもう食べないようであれば過剰反応せず、「だめよ」とか「もうおなかいっぱいね」など声掛けをしたらさっと片付けてしまいましょう。遊んでくれないとわかると、そのうちやらなくなります。

●毎回のようにおえっとなって涙目に。窒息しそうで怖い!

大きさはどうでしょう。のどに詰めないように、と細かく切りすぎると、「かまなくても食べられるよ」とばかりにペロリ!ごっくん!になってしまいがち。また「早く早く!」と親を急かし、お口いっぱいに詰め込むタイプの子にも見られますが、勢いよくのどに落ちていく過程で、のどを刺激し、おえっとなっているのかも。そろそろ前歯が顔を出し始めたお子さんもいると思います。ひと口ではお口に入らないような大きさを用意し、かみちぎって食べる練習をさせましょう。まずはにぎりやすいスティック状がおすすめです。かたさはそのままで切り方だけを大きくしていきます。途中で食べ疲れたら、器の中でスプーンなどでつぶすこともできますよ。

早食いのお子さんは、お口がからになったら次を入れるよう、ペース配分をしてあげましょう。まだまだ食べ方の練習中。時間はかかりますが、お付き合いを。

おおきなおくちであ~ん!

Q2、離乳食の味付けはいつからですか?

素材そのもので進める離乳食で飽きがきてしまい、量がなかなか進まないのであれば、中期頃から風味程度に味付けをしてもよいでしょう。

元気でごきげんに過ごしていて、今までは離乳食を順調に食べていたのに、ふとあんまり食べなくなってくることはあります。ベビーフードと併用しているあかちゃんはその傾向が強いかもしれません。その原因の1つに、食材を茹でただけ、だしで煮ただけの素材そのもので進める離乳食に飽きがきたのかもしれません。そんなときは、醤油や味噌などを風味程度に少量使ってみましょう。ベビーフードを食べてみると薄味ながらもしっかり味がついているものです。薄味を心がけ、味をつけたとしてもおとなの味付けの1/3~1/2までにしましょう。

なお、味付けしなくても問題なく食べている子の場合は、必ずしも味付けを進める必要はありません。

ただし、入園後は味のついた食事を提供されます。保育園入園を控えているお子さんはびっくりしてしまうかもしれないので、家庭でも練習を進めておくとよいでしょう。

Q3、スプーンを嫌がって顔を背けたり、触りたがり、食事が進みません

お子さんが成長し、周りに興味が出てきた証拠!あいているスプーンを持たせてみましょう。

お座りができるようになると視界が変わり、つまむ動きなど、手先が器用になってくるといろいろなものを触ってなめて、五感で確認していくあかちゃん。

差し出されるスプーンや目の前の器に興味津々。一緒にやってみたいのかもしれません。そんな時はもう1本スプーンを用意し、わたしてあげましょう。満足するかもしれませんし、保護者も食べさせやすくなるでしょう。

実はこれ、自分で食べるようになる第一歩。こんな動きが出てきたら足底がしっかりつく椅子に変えてあげると、集中して食べやすくなる子が多いです。

離乳食つかみ食べ3

Q3、食事に興味がないの?おっぱいばかりで全然食べません

あかちゃん自身は別に離乳食を食べたいわけではないのでしょうね。おっぱいやミルクをもらえばひとまずおなかも膨れるし、満たされるし。でもそれでは必要な栄養が偏ってしまうかも。

まずは毎日ほぼ一定の食事時間を設定し、生活リズムを整えましょう。食べないと心配でついつい授乳をしたり、おやつを与えたりしたくなりますがぐっと我慢!だらだら食べは次の食事でもおなかがすかず、また食べない、の悪循環に陥りがちです。

お散歩や外遊びなどで体を動かし、しっかりおなかをすかせて食事の時間を迎えましょう。とはいえ、おなかがすきすぎても泣いてしまって大変です。ちょうどいい時間を見つけましょう。

抱っこがいい、スプーンがいや、においがいや、固さや形状がいや、今は食べたくない…理由はいろいろありそうです。

このまま一生母乳やミルクしかとれないわけではないので焦る必要はありませんが、少しずつお子さんといっしょに食べる楽しみを見つけていけるといいですね。

 

離乳食で困ったら、保健センター管理栄養士までご相談ください!

子どもの発達発育には個人差があり、体格や成長のスピードも違えば、少食の子、よく食べる子もいます。また、食欲のある日とない日もあります。期待した量を食べないからとあせらないでください。

離乳食について、分からないことや心配なことがあれば、お気軽に保健センター管理栄養士にご相談ください。

もう飽きてきちゃったよー
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