離乳食はなぜ大切なの?

更新日:2024年05月02日

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離乳食はあかちゃんのさまざまな成長につながります

●乳汁だけでは不足する栄養を補う

●徐々に「飲むお口」から「食べるお口」になるように、お口の使い方を覚える

●生活リズムを整え、「食べる楽しさ」を体験し、「食べる意欲」をはぐくむ

●食欲や味覚、食嗜好の基礎を培う また消化機能を徐々に獲得する

離乳食を食べるイラスト

「楽しく食べる」ことが大切!

子どもの発達発育には個人差があり、体格や成長のスピードも違えば、少食の子、よく食べる子もいます。また、食欲のある日とない日もあります。期待した量を食べないからとあせらないでください。

慣れない離乳食に、あかちゃんもおとなもドキドキ、緊張しています。その緊張感はあかちゃんに伝わります。

不安な気持ちはひとまず忘れて、そっと深呼吸。にっこり笑ってお子さんに向き合いましょう。おとながおいしく食べる姿を見せることも大切です。

あかちゃんは大好きなパパやママの「おいしい!」という笑顔や声掛けで、安心して、食べても大丈夫かな、食べてみようかなという気持ちになります。ぜひ、離乳食で「食事は楽しいこと」を伝えてください。

散らかしながら自分で食べる子ども

BLW(Baby-led-weaning)

BLWって知っていますか?。イギリス発祥の、あかちゃんが自分で食べる時期や量、順番、ペースを決める、あかちゃん主導の離乳食の進め方です。食べるかどうかは別として、離乳食を試してみようと思った最初から家族の食事で健康的なものは、基本的にあかちゃんとシェアできます。

スプーンで食べさせたり、うらごしたり、すりつぶす必要がないこと、あかちゃんが主体で食べるもの、食べる時期を決めて食べることから、離乳食の進み方について比較的おおらかにとらえているように感じることなどから、インターネットなどでは取り組んでいる、とする方の投稿をよく見かけます。

あかちゃん主体、とは言っても料理をするのはおとなです。食べないからまだ早いのね、と放任してしまうと栄養の偏りが気になります。BLWで離乳食をすすめたい、と思われる方は、まずもとになる家族の食事を栄養バランスのとれたもので用意する必要があります。 

一般社団法人日本BLW協会のホームページには取り組み方や注意事項などきちんと記載されています。

「BLWはあかちゃん主導で行うものですが、決して一人にして目を離していいわけではありません。食事の際は絶対に目を離さないようにしましょう」

「食物不耐性、アレルギーまたは消化疾患の家族歴がある場合、またあかちゃんの健康や発達に関する不安がある場合はBLWの導入についてかかりつけの小児科医と話し合ってください」などの注意書きがあります。

保健センターでは、厚生労働省の取りまとめる、「授乳・離乳の支援ガイド」に基づいた離乳食の進め方を推奨しています。BLWは「新しい画期的な離乳食」ではなく、従来の離乳食の進め方と大きく変わらない部分もたくさんあります。

もしBLWに取り組まれる場合は手順、方法などをきちんと理解し、必ず保護者の監督の下で行ってください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康生きがい支え合い推進部 保健センター 母子保健係
電話番号:0568-75-6471 ファクス番号:0568-75-8545

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