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麻しん(はしか)に関する情報

更新日:2024年03月18日

麻しんの国内外での増加に伴う注意喚起について

海外において、麻しんの流行が報告されており、特にヨーロッパ地域における症例報告数は前年度の30倍以上に急増し、入院を要する重症例や死亡例も確認されています。また、訪日外客数が多い地域である東南アジア地域についても、世界的に麻しんの症例報告数が多い地域の一つとなっています。

また国内においては、既に海外からの輸入症例が契機と考えられる事例報告もあり、今後、輸入症例や国内における感染伝播事例が増加することが懸念されます。

予防に気をつけていただきますようお願いします。

なお、今後海外へ旅行を予定されている方はご注意ください。

もし、麻しん(はしか)の症状が現れたら、必ずマスクを着用し、事前に医療機関に「麻しんかもしれない」ことを連絡の上、医療機関の指示に従って受診してください。

麻しん感染拡大防止について

麻しんの広域的な発生について

麻しんについては、平成27年3月27日付けで、世界保健機関西太平洋地域事務局により、日本が排除状態にあることが認定されましたが、その後も渡航歴のある患者や、その接触者から患者の発生が散見されています。

麻しんが流行している国(東南アジア等)に渡航する前には、必ず麻しんの予防接種歴を確認しましょう。また、過去の麻しん罹患歴や予防接種歴が不明の場合は、渡航前の予防接種をご検討ください。

麻しんについて

症状等

麻しんは、感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症するといわれています。

感染経路

麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われており、感染する時期は、発症の1日前から解熱後3日までとされています。

免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。

また、現在1歳(第1期)と小学校入学前年度(第2期)に、麻しん風しん混合(MR)ワクチンの定期予防接種を実施しており、予防接種をしていればリスクは少なくなります。対象期間になったら速やかに予防接種を受けましょう。

潜伏期間

約10日~12日間

治療

特異的な根治療法はなく、対症療法を行います。

麻しんを疑う症状がある場合の留意事項

麻しんを疑う症状があった場合は、必ずマスクを着用し、受診前に医療機関に連絡し、麻しんを疑う旨を伝えた後、医療機関の指示に従い早急に受診してください。また、受診の際は、周囲に感染を拡げないよう公共交通機関の利用は避けてください。

麻しんの予防接種について

麻しんは、感染力が強く、手洗い、マスクのみで予防はできないため、麻しんの予防接種が最も有効です。

海外へ旅行を予定している方、麻しんのワクチンを2回接種していない方等は、予防接種を検討することをお勧めします。

予防接種については、かかりつけ、もしくは近隣の内科、小児科へご相談ください。

また、定期接種の対象の方は、忘れずに期間内に接種しましよう。

【定期接種の対象】第1期:1歳以上2歳未満 第2期:小学校就学前の1年間

 

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この記事に関するお問い合わせ先

健康生きがい支え合い推進部 保健センター 予防検診係
電話番号:0568-75-6471 ファクス番号:0568-75-8545

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