愛知県畜産総合センター種鶏場
更新日:2023年04月04日
小牧市に「名古屋コーチンの種鶏場」が完成しました
「名古屋コーチン」の種ひな※を供給する全国唯一の施設である愛知県畜産総合センター種鶏場が、名古屋コーチン発祥の地、小牧市に令和5年(2023年)3月22日開場しました。


開場記念式典の様子
※種ひな
県内の民間ふ化場で名古屋コーチンを飼育するときに使用する名古屋コーチンのひなのこと。なお、民間ふ化場で生産・飼育されたひなは養鶏農家に供給され、養鶏農家が飼育して肉や卵を生産している。
愛知県畜産総合センター種鶏場
愛知県畜産総合センター種鶏場は、昭和13(1938)年の開設以来、本県養鶏振興に大きな役割を担ってきました。特に平成17(2005)年からは、鶏種を愛知の特産鶏である名古屋コーチンに特化し、本県を代表するブランド地鶏「名古屋コーチン」の種ひなを供給する全国唯一の施設として名古屋コーチンの普及拡大の為に増産を望む声や、鶏舎の老朽化等の問題による移転再整備の必要が高まったことから、名古屋コーチンの発祥の地である小牧市として愛知県へ働きかけを行い、安城市から小牧市内の県有地へと移転する運びとなりました。

平成27年度 山下市長から大村知事への要望の様子

この新種鶏場は、種ひなの供給能力の増強を図るため、飼養管理上の衛生対策や防疫対策を強化した施設となっています。
なお、この事業は、県政150周年記念事業に位置づけられています。
新種鶏場の概要
所在地 大草字年上坂地内
敷地面積 41,374平方メートル
施設概要
- 鶏舎 17棟 延床面積8,238平方メートル
- その他施設 11棟 延床面積1,828平方メートル
- 構造 鉄骨造、鉄筋コンクリート造
(※鶏の管理を行う職員以外は衛生管理区域に立ち入れません)

上空からみた種鶏場
種鶏場移転までの経緯
平成27(2015)年度 |
山下小牧市長から愛知県に要望書提出 安城市内にある「県畜産総合センター種鶏場」について、名古屋コーチン発祥の地である小牧市を種鶏場の候補地としていただくよう強く要望 |
平成28(2016)年度 |
小牧市への移転整備が決定 |
令和5(2023)年度~ |
愛知県畜産総合センター種鶏場が小牧市内に完成 以降種鶏場機能の順次移転 |
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