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小牧市地域ブランド調査を実施しました
更新日:2017年08月31日
小牧地域ブランド調査
小牧市はどのような「資産」を持っているのか、市内外の方にどのようにイメージされているのか、現状を把握するため調査を行いました。
- 職員アンケートを行い、「小牧市」について連想される事柄やイメージ、「小牧市」の抱える課題、「小牧市」への愛着や誇りなどを調査しました。
- 市内外の住民を対象にしたインターネット調査を行い、小牧市のイメージ連想調査を行いました。
調査結果概要
調査期間 平成23年5月24日から5月31日まで
回答数 863件
小牧市について連想される事柄やイメージについて
小牧山を連想のハブとし、歴史・自然に広がり、高速道路をハブとし、産業イメージ、アクセスポジションに広がる。
小牧市の良いと思うところは?
自然や財政が豊か。高速道路が便利。子育て環境がよい。
小牧市の良いところ【食】について
「桃」「名古屋コーチン」が圧倒的。ぶどう、梨など果物類は想起され、少数では「給食」「お菓子」「しるこサンド」などがあがった。
小牧市の良いところ【歴史・文化】について
長久手の戦いに関連する小牧山や小牧城への支持。全国的に有名な神社に続き、「メナード美術館」が上位に入る。
小牧市の良いところ【施設・サービス】について
「パークアリーナ」は一押しの施設。温水プールなどスポーツ施設が強い。子育てにうれしい施設・サービスも充実。
小牧市の良いところ【自然】について
森がある、森が残っていて、ほたるが見られるほどきれいな自然があるということが特性。具体的には、「四季の森、小牧山、大山川、兒の森」など。
小牧市の良いところ【観光】について
「小牧山」「田県神社」は観光資産として想起が強い。
あなたが魅力的だと思う小牧市の要素は?
想起されたものでは、森や自然、神社の他に「夜景」が上位に。
小牧市の課題だと思うところ
公共交通機関の利便性の他に、観光要素とPR不足が上位に。
小牧市がもっと力を入れるべきこと
「まちに愛着や誇りを持てること」に過半数。 「まちに愛着や誇りを持てること」は女性の方が意識が高い。また、年代が高いほどその意識が高まる。
小牧市に対する“愛着や誇り”の意識とその理由
自信をもって「愛着や誇り」を感じているのは4割。30代以下や女性は「愛着や誇り」に対して若干シビア。
小牧市民は“愛着や誇り”を感じていない?!
小牧市民が「愛着や誇り」を感じているのは「3割」ほど。 年代が高い方が、小牧市民が「愛着や誇り」を感じていると思っている。若い世代の方が希薄と感じている。
小牧市民は“愛着や誇り”を感じていないその理由は?(ないもの)
「これといった特徴や特色」「交通手段、公共交通機関、JR」「活気」「魅力」「集客装置となる公園」「遊園地等」「行きたいと思うお店」「名所、名産・面白さ」「市への興味、関心」「地域との関わり、つながり」「個性」「観光施設」「シンボル」「小牧市の良さへの認識」「住んでよかったと実感されるサービス」「“小牧といえばこれ!”というアピールポイントやインパクト」「市からの積極的なアピールや情報発信」
【小牧市】にとっての「小牧山」は?
「小牧山」は、“小牧のシンボル”として認識。歴史や自然・四季を感じる市民の憩いの場所として機能している。
【小牧市】にとって織田信長の存在は?
小牧の礎を築いた有名人として小牧市を全国にPRできる存在と認識。
【小牧市】の子育て支援サービス・取組みについて
「充実している」という声が多数。他市と比べて評価が高い。医療費(中学生まで)無料、児童館・延長保育などが上位に。
庁内の若手職員12名からなる小牧市地域ブランド研究プロジェクトチームを設置し、小牧市の強みとなる地域資産の分析や研究を行いました。
第1回会議 平成24年6月13日(水曜日)13時30分~15時30分
実施内容
- プロジェクトチームリーダーの決定
- 地域ブランドとは
- 今後の進め方について
- 小牧市職員アンケート結果について
- 小牧市地域ブランド調査について


事務局説明
- ブランドには地域そのものをブランド化する広義のブランドと、従来広く知られている産品ブランドなどの狭義のブランドがある。
- 市内居住者と市外居住者に、市や市の持つ資産へのイメージや認知度、魅力度などを調査し、その結果から市内外へ発信していくことができるブランドの方向性をまとめていく。
事務局説明に対する委員意見
- 市民の意見や市外の人の意見を聞いていくべきだと思うが、必ずしも行政のニーズと市民のニーズ、市内の意見と市外の意見が一致するとは限らないため、ニーズをすりあわせる必要がある。
- 地域ブランドは行政主導で定着するのか。ブランド調査以外にも市民の意見を取り入れる仕掛けが必要では。
小牧市地域ブランド調査に対する委員意見
- 小牧市には多くの「まつり」がある。いろいろな「まつり」があること自体が小牧の特徴である。
- 「ラーメン」という項目を入れてほしい。小牧はラーメン屋の有名店が多い。名古屋コーチンとも関連させられる可能性がある。
- 昔からある箱物や歴史文化に偏らず、新しいものを入れたい。調査を通してPRすることも期待できる。
第2回会議 平成24年7月19日(木曜日)13時30分~15時30分
実施内容
- 小牧市地域ブランド研究プロジェクト・スケジュールについて
- 小牧市地域ブランド調査結果報告
- グループワーク




小牧市ブランド調査結果に対する委員意見のまとめ
- 市民が感じる魅力があまりない、他市の人が小牧のことを知らない、市民は信長や小牧山城など歴史的なもののイメージが強い、子育てに関する行政サービスは良く、20・30代女性の継続居住意向は高い、市民にとっては、「小牧山」がシンボルである、桃・コーチンの「食」は認知度がある、などはイメージ通りの結果であった。
- 20代女性の来訪意向が高い、市民にとっては交通の便が悪いというイメージ、他市からは交通の要所というイメージが強い、絵本図書館の認知度・魅力度が低い、などはイメージと異なる結果であった。
- イメージ調査の結果から、資産それぞれが点としてPRされており、トータル的にコーディネートされたPRができておらず発信力が弱い、市民が魅力を感じているものを発掘・整理する必要がある、などの課題が出た。
- 課題解決のために必要なこととして、他市との差別化、ブランド化により居住者を増加させるのか、来訪者を増加させるのかなど目的を明確化する、市として特色を作ることができるようなテーマ設定をする、などが挙げられた。
- 課題解決のために有効な資産として、「食(桃・名古屋コーチン)」、「子育てしやすい小牧」を押していく、などが挙げられた。
第3回会議 平成24年8月22日(水曜日)13時30分~15時30分
実施内容
- 前回の振り返り
- 小牧市ブランドの課題
- グループワーク




第4回会議 平成24年9月10日(月曜日)13時30分~15時30分
実施内容
- 前回の振り返り
- 小牧市ブランドの方向性について


小牧市ブランドの方向性に対する委員意見
- 市民への視点と市外の住民への視点が混在しないよう、政策とPR施策に分けるなど、区分化した方が分かりやすいと思う。
- 信長は他の地域でもイメージがあるものなので、いかにオンリーワンにできるかが課題だと思う。オンリーワンではないと、外からの見られ方は難しい。
- 各資産をばらばらではなく、連携していかないと強みとならない。例えば「小牧山×絵本図書館」といったように。
- 地域資産に付加価値を付けることが必要になってくると思う。
アンケートやPTの意見を踏まえ、ブランド調査の結果と方向性をまとめた報告書を作成しました
調査結果と今後の方針(概要)
愛着・誇りの現状
- 小牧市に愛着・誇りを感じている市民は6割強と他市よりも低い傾向。
- ただし、愛着・誇りがある理由として、「住みやすい」「子どもを育てやすい」などの要素が挙げられていることが特徴的
小牧市のイメージ
- 連想の中心に「小牧山」があり、連想イメージが「歴史文化」「自然・産品」「施設・サービス」「交通」「産業イメージ」に広がっている。
- 小牧市の特徴として、「住みやすい」や「子育てしやすい」に、「環境」や「子育て・支援・充実」等の連想が広がっている。
地域資産の価値評価
- 美しい公園や自然施設などを表す「自然資産」に対する評価がやや高い。
- 地域を代表する食べ物を表す「食文化資産」、住民同士の交流や訪問者が触れ合うことができる場を表す「コミュニティ資産」に対する評価は、他の都市に比べて低い。
- 「生活資産」では「一戸建てを取得しやすい環境」や「子育てしやすい環境」の数値が高い。
- 「経済インフラ資産」では「医療、福祉機関が充実」、「働く場が充実している」や「経済、商業の中心となる産業がある」の数値が高い。
- 「神秘的な気分になれると思う」といったイメージを数値化した「感覚情緒価値」、「夢や目標に近づくことができると思う」といったイメージを数値化した「自己実現価値」は他市と比較して低い。
考察
- 「子育てしやすい環境」、「働く場が充実している」などの生活・経済インフラ資産は充実しているが、「愛着・誇り」を高めることを目標としたときに「自己実現価値」と、「感覚情緒価値」の低さがボトルネックとなっている可能性が高い。
- 本市の地域資産の現状を把握し、「魅力度が高かった資産」または「活用できるポテンシャルがある資産」を有効に活用することにより、小牧市の居住者や来訪者にとって、生活基盤の充足だけではなく、小牧市にある歴史・文化的な資産に対する認識を高めるとともに、自己の成長や夢・目標の達成が感じられるようなまちづくりを行う必要がある。
- 市民の連想の中心にある「小牧山」の活用は、市民へのコミュニケーションとして効果的であり、その歴史的な価値と背景にある物語に対する認識・理解を高めるとともに、小牧山を軸に様々な施策との連携を図ることが可能である。
- 「子ども」は「夢や目標の達成」を目指す象徴である。幸いにも「子育てしやすいまち」という意見が多いことから、「子どもの夢や目標」を子どもを中心に両親や祖父母、あるいは地域も関わり合い応援することで、市に対する「愛着や誇り」の醸成に繋がるのではないかと考える。
小牧市ブランドの方向性
- 市民のシンボルである小牧山に城を築いた織田信長公の革新的精神を引き継ぎ、地域としての明日への創造と持続的な発展を目指すとともに、市民一人ひとりの夢への挑戦が実現できる希望と活力あふれる地域を目指す。
詳細はこちらをご覧ください
小牧市地域ブランド調査報告書 (PDFファイル: 8.1MB)
小牧市地域ブランド調査(結果概要・基本方針) (PDFファイル: 491.3KB)
- この記事に関するお問い合わせ先
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地域活性化営業部 シティプロモーション課 シティプロモーション係
小牧市役所 本庁舎3階
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