こまき市民討議会「まちづくりミーティング2019」

無作為抽出により参加者を募集し、まちづくりに関するテーマについて、自ら何かできることはないか、自分たちのまちを自分たちの力で良くするにはどうすればいいか、など討議（話し合い）を通じてまちづくりや市政へ関心を持っていただき、参画のきっかけとなることを目指し、過去の討議会に参加された市民の方々で構成する実行委員会、（一社）小牧青年会議所及び市との協働事業によって、こまき市民討議会「まちづくりミーティング2019」を開催しました。

市内在住の18歳以上の日本人市民2,500人を無作為抽出し、参加申し込みをいただいた54人のうち抽選により参加決定した当日参加者29人の方々と、小牧市国際交流協会、特定非営利活動法人にわとりの会、一色コスモスサポート学習の会などにご協力をいただき参加いただいた外国人市民21人の方々で討議を行っていただきました。

今回は多文化共生にポイントを置き、「誰もが愛着を持って住むまち小牧」を大テーマとし、午前は「住んでよかった小牧のいいところ」、午後は「小牧をよりよいまちにするには」について話し合っていただきました。

日本人市民はなるべくゆっくりと、やさしい日本語を使って話すよう心掛け、人種、国籍を超えて様々な人が住みやすい小牧にするためにどのようにしていくかについて、皆さん楽しい雰囲気の中で非常に熱く活発に話し合っていただきました。

討議会で話し合われた内容については、市が改定を進めている「多文化共生推進プラン」の参考とさせていただきます。

開催日：令和元年10月6日（日曜日）※終了しました

令和元年11月28日（木曜日）に同年10月6日に開催した「こまき市民討議会まちづくりミーティング2019」の実施報告書が、一般社団法人小牧青年会議所から市へ提出されました。

実施報告書の提出にあたり、一般社団法人小牧青年会議所の佐藤理事長からは「外国人と日本人の歩み寄りの中で良い雰囲気の中で進められたと思う。継続してきた事業であり、2020年も継続していきたい。」とご挨拶をいただきました。

また、山下市長は「多文化共生という重要なテーマについて話していただいた。市でも多文化共生推進室を作り、多文化共生を推進しているが、まだまだ外国人の意見を吸い取れていない部分もある。今後もこの課題に対してご協力をいただきたい。」と述べられました。伊木副市長からは、「ご協力いただいた小牧青年会議所、実行委員の方々に感謝する。外国人人口は増加しており、今年度中には1万人を超える勢いである。多文化共生は重要なテーマ。今後もまちづくりや市政運営に一層ご協力をお願いしたい。」と述べられました。

実行委員の吉田委員からは、「実行委員として関わって2年目となる。企画時に実行委員は日本人のみであるので、日本人目線になりがちであった。それを多文化共生という視点をぶれさせずに進めることが難しかった。日本語が話せる外国人が多かったため、根底の部分はまだ残っているとは思うが、ある程度の意見の吸い上げは出来たと思う。」と述べられました。

提出された実施報告書については現在改定中の多文化共生推進プランの参考意見としてもらうよう関係課にも共有いたします。

実施報告書（本編）(PDF:2.4MB)

実施報告書（アンケート結果）(PDF:2.3MB)

実施報告書（資料編）(PDF:10.1MB)

こまき市民討議会 まちづくりミーティング2019を（一社）小牧青年会議所と小牧市が協働で実施するにあたり、両者の関係や役割分担、相互協力の内容を定めた協定を締結し、協定締結式を平成31年4月9日に市役所公室にて執り行いました。

こまき市民討議会は今回で8回目となり、（一社）小牧青年会議所の佐藤理事長からは「5月から令和という新時代になる。市民のつながりの再認識、外国人の方が増えているという特性を生かして、青年会議所、行政、市民の方と協力してまちづくりを進めていきたい。」とごあいさつをされました。

また、山下市長からは「みんなが安心して暮らせるまちを作るには地域の力が必要であり、衰退している地域の絆、支え合い、助け合いの心を再構築していきたい。市民の皆さんに私事として参加してもらうことが大切なことだと思う。テーマについてはよく吟味していただき、関心を持ってもらえ、その時々の大事なテーマがあると思うので、ぜひ良いテーマでやっていただきたい。意義のあるものにして欲しい。グレードアップした8回目となるよう期待しています。」と述べられました。