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消防こぼれ話 消防主任エムの長い一日
更新日：2021年01月19日
消防主任エムの長い一日
私は救急隊員の主任エム。
消防士になりたての頃は、休みの日に公園の鉄棒でけんすいをし、市内を走ることで体力作りをしていた。
でも最近は、救急隊員になったこともあって、めっきりトレーニングをする時間が少なくなってしまった。
体力の低下はもちろん、体重も増えてしまった。
そこで私は若い頃のトレーニングを少しずつはじめた。
頬をつたう汗と適度な疲労感が微妙に心地いい。
充実感を感じるのはいつ以来であろうか。
1ヶ月が過ぎ、若かった頃の体力が戻りつつある。体も引き締まってきた。
私は日課のジョギングを終え、いつもの誰もいない部屋で横になると、テーブルにプロテインが置かれている。
手に取ると、一枚の紙が添えられていた。
「いつもお仕事大変だね。ありがとう。ママより」
私は思わず天井を見上げ、ハンカチを頬にあてた。
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