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気道の閉塞 息男君の危険なビー玉遊び

更新日:2017年08月31日

気道の閉塞を起こした男の子のイラスト

息男君は9カ月の男の子。なんでも触りたい、見てみたい、舐めてみたい。
好奇心旺盛な年頃です。
お母さんは、子供をひとり居間で遊ばせ台所で昼食の準備に忙しそうです。
しばらくすると元気に遊んでいた息男君の声が聞こえてきません。
不審に思った母親が居間へ様子を見にいくと なんと声も出せず、両手を胸のあたりで掻きむしるようなしぐさで苦しがる息男君を発見したのです。
息男君は、どうやら息をすることができないようです。
びっくりしたお母さん!とっさに子供を逆さにし、子供の背中を数回叩きました。
するとどうでしょう。
「ゲホッゲホッ」という咳とともに吐き出されたものがありました。
お母さんは声を上げて泣き出した息男君をしっかり抱きしめ、足下にころがっているビー玉をみつめながら固く心に誓ったのでした。
これからは、決して子供が口に入れるようなおもちゃを近くに置かないと。

こうしたケースは食物を飲み込む能力が衰えるご老人にも注意が必要です。

餅、肉片、刺身などさまざまな食物が息する道を塞ぐ原因(窒息)となります。
病態としては、早期に異物が出されれば、程度として軽症と成り得ますが、非常に緊急性が高い事故だということが言えます。

この記事に関するお問い合わせ先

消防本部 消防署 救急第1係
〒485-0014 小牧市安田町119番地
電話番号:0568-76-0276 ファクス番号:0568-73-5614

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