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「地産地消の日」のことご存知ですか。
更新日:2017年08月31日
学校給食では、平成16年の6月から地元(小牧)や愛知県内でとれた野菜などを使って給食をつくっています。ただ、小牧市はあまり畑作農業は盛んではありません。そのため1日に1万4千食つくる給食を一度にまかなうことはできません。
実はこの「地産地消」のことは3年以上も前から話しがあったものですが、初めは、副島教育長が物資選定委員会の山田敬子委員長との懇談のおり話題になり、学校給食で何とか「地産地消」を取り入れることができないかと、教育長から強く要望された経緯がありましたが、その時は、とても1万4千食以上の給食がまかなえるだけの物が確保できないとあきらめていました。
その後、ひとつの提案を教育長にしたところ、その方法でやってみてもよいとの返事があり、今では「地産地消」の給食は、できるときに、できるところで、行なっています。つまり、あるときは北部学校給食センターで、あるときは単独調理校だけでというように、市内全部の学校にこだわらなかったことでできるようになりました。
「地産地消」とは、地域で生産したものを、地域で消費するという意味を略したものですが、給食をとおして地域の農業に関心を持ち、児童、生徒の学習機会を提供できることに期待するものです。
時には、学校に生産者を招いて、児童たちと一緒に給食を食べたりして、交流も行なっています。
この地産地消は、児童生徒の教育的効果はもちろんですが、実は当初は予想していませんでしたが、生産者のほとんどが高齢者で、市場へ出荷できる生産者は少数です。多くは、自家消費かJAなどの直売所で少量の販売がほとんどです。
そのため、この地産地消は生産者の生産意欲にも大きく影響し、今後も引き続き望む声が多く聞かれ、高齢者を中心に生産者からも大変喜ばれています。
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