令和2年7月1日からレジ袋の有料化がスタートします
更新日:2020年07月01日
プラスチックは、軽くて丈夫で密閉性も高いため、あらゆる分野で私たちの生活に貢献している一方、海洋プラスチックごみ問題や地球温暖化などの課題もあります。
このような状況を踏まえ、令和2年7月1日(水曜日)より、全国一律でプラスチック製買物袋(レジ袋)の有料化がスタートすることになりました。
海洋プラスチックごみの概要
世界経済フォーラムの報告書によると、世界のプラスチックの生産量は、1964年では1500万トンでしたが、2014年には3億1100万トンと、わずか50年でその量は20倍超とになり、今後もさらに増加すると想定されています。
このうち少なくとも、世界全体で毎年800万トンが海に流れ出ている可能性があり、このままだと2050年には海洋における魚の重量をプラスチックごみの重量が上回ってしまうという予測まであります。
有料化の対象となる買物袋
有料化の対象となる買物袋は、消費者が購入した商品を持ち運ぶために用いる、持ち手のついたプラスチック製の買物袋(レジ袋)です。
レジ袋と言うと、スーパーやコンビニなどでもらう袋をイメージしますが、百貨店や衣料品などを購入したときにもらうプラスチック製の袋も対象になります。
なお、下記のいずれかの要件に該当し、かつ、それぞれ内容が表示されている買物袋については、今回の有料化の対象外となります。
・プラスチックのフィルムの厚さが50マイクロメートル以上の買物袋
・海洋生分解性プラスチックの配合率が100%の買物袋
・バイオマス素材の配合率が25%以上の買物袋
また、プラスチック製買物袋の価格については、各事業者が自ら決めることとなっています。
私たちにできることを考えよう!
プラスチック製買物袋有料化の最大の目的は、私たちの生活に身近なプラスチック製買物袋の有料化をきっかけに、「外出の際は常にマイバッグを携帯する」というような国民一人一人の前向きな行動変容に繋げていくことです。
日本では、国民1人が1日1枚このプラスチック製買物袋を消費していると言われています。
その利便性故に、つい使用してしまう使い捨て(ワンウェイ)プラスチックですが、プラスチック製買物袋の有料化をきっかけに、一人一人が普段のライフスタイルを見直し、プラスチック製買物袋に限らず、不必要なワンウェイプラスチックの削減、ひいては海洋プラスチックごみ問題をはじめとする環境問題解決の第一歩となるよう、是非ともご協力をお願いします。
私たちにできること
●ごみは持ち帰り、正しい分別を行う
●マイバッグを持参して、レジ袋を削減する
●使い捨て(ワンウェイ)ではなく、繰り返し使える製品を使用する
●3R(リデュース、リユース、リサイクル)を徹底する
●ごみ拾いなと環境活動に参加する
●プラスチックごみ問題など環境について調べる、考える 等
関連リンク
詳細については、経済産業省のホームページをご覧ください。
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市民生活部 ゼロカーボンシティ推進室 ゼロカーボンシティ推進係
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