イノシシにご注意ください
更新日:2022年09月07日
近年、市東部において、イノシシの農作物被害の報告が多数あり、目撃情報なども寄せられています。
イノシシに遭遇した場合は刺激せず、ゆっくりと後ずさりしてその場から離れてください。
イノシシの生態
ニホンイノシシ
成獣で、【体重】80キログラム~180キログラム、【体長】100センチメートル~170センチメートル、【生息環境】山間部でも低山地域や平地、【繁殖】年に1回(冬)3~6頭程度、【食性】雑食(普段は植物性のものを食べていることが多く、ドングリなどの木の実、果実、タケノコ、地下茎、芋などを好む)、動物性のものでは、ヘビやカエル、ネズミ、ミミズなども摂取します。

捕獲されたイノシシ

目撃されたイノシシの写真
どういった被害があるのか?

イノシシによって畔が穿り返された痕跡
イノシシは地中の食べ物を探すために、鼻を使って周辺の地面を掘り返す習性があることから、次のような被害をもたらします。
・田畑を掘り返したり、農作物を食べたり、稲を踏み潰したりします。
・法面や畦、未舗装の道などを掘り返して崩したり、石を落としたりします。
※その他にも、人間への恐怖心が薄れた個体が民家周辺まで出没し、花壇や植木鉢をひっくり返した、等の被害も報告されています。
イノシシの被害を防ぐために

イノシシの被害を出さないために、まずは地域ぐるみでイノシシを呼び寄せない環境づくりを心がけましょう。
エサを与えない
餌付けはイノシシの人に対する警戒心を低下させます。たとえ子どものイノシシでも、エサは絶対に与えないでください。
エサとなるものを放置しない
収穫されないままの農作物や生ゴミなどを放置すると、イノシシのエサとなりおびき寄せる原因になりますのでご注意ください。
草むらやヤブを放置しない
臆病なイノシシは安全に身を隠せる場所を好みます。イノシシが隠れやすい草むらやヤブを長期間放置しておくと、里と山の境界があいまいになり、イノシシが地域に侵入しやすくなります。
農地に侵入防止柵を設置しましょう
農作物への被害を防ぐために、電気柵やメッシュ柵などで農地への侵入を防ぎましょう。
侵入防止柵等を設置する場合の補助制度があります。詳細は下記をご確認ください。
もしイノシシに出会ったら

本来、イノシシは臆病な動物なので、こちらから何かしない限り突然襲ってくることはありません。また、街中へ下りてきても自然に山へ帰りますので、イノシシを見かけても刺激を与えず興奮させないことが大切です。
人の存在を知らせる
・特に夜間など暗い時に歩く場合は、音(鈴などをつける)や光(携帯ライトなど)でイノシシに人間の存在を知らせる工夫をしましょう。
イノシシを興奮させない
・もし出会ったらゆっくりと後退し、静かにその場を立ち去りましょう。
・威嚇したり、攻撃するなどして、無理に追い払おうとすると、イノシシが興奮して大変危険です。絶対にしないでください。
野生イノシシ伝染病とワクチンの散布について
野生イノシシのCSF(豚熱)感染について
県内において、野生イノシシのCSF(豚熱)感染が確認されています。
外傷がなく死んでいるイノシシを市内で発見しましたら、触らずに速やかに市役所農政課0568-76-1131(直通)までご連絡ください。
※CSF(豚熱)は、豚やイノシシが感染する病気であり、人へ感染することはありません。また、仮に感染豚の肉等を食べても人体に影響はないとされています。正確な情報に基づいて冷静に対応していただくようお願いいたします。
市内山間部におけるCSF(豚熱)ウイルスによる経口(餌)ワクチン散布について
野生イノシシによるCSF(豚熱)ウイルスの拡散防止対策として、野生イノシシが生息している小牧市、犬山市、春日井市、瀬戸市北部の山間部において、愛知県による経口(餌)ワクチン散布が実施されています。
詳しい情報については、下記の愛知県ホームページをご覧ください。
※経口(餌)ワクチンをペットなど他の動物が食べても影響はありません。
野生イノシシへのCSF経口ワクチン散布について(愛知県ホームページ)
関連リンク
野生鳥獣による被害防止マニュアル等(農林水産省ホームページ)
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