平成29年行政報告(第2回定例会)

更新日:2017年08月31日

 平成29年6月9日、小牧市議会第2回定例会にあたり、5月末に出納閉鎖いたしました平成28年度の一般会計を始め、特別会計、企業会計の決算見込み、及び事務事業の成果についてご報告を申しました。

平成29年小牧市議会第2回定例会にあたり、5月末に出納閉鎖いたしました平成28年度の一般会計を始め、特別会計、企業会計の決算見込み及び事務事業の成果についてご報告を申し上げます。
まず、一般会計の決算見込みについてであります。
何分にも出納閉鎖を行ったばかりでありますので、まだ正確な数字をお示しすることはできませんが、繰越明許費及び継続費として措置いたしました諸事業の繰越財源を差し引いた実質収支ベースにおきまして、黒字決算を見込むことができました。
この要因でありますが、歳入につきましては、法人市民税が一部国税化及び法人税率の引下げなどにより減収となりましたが、市税全体として予算現額を確保できましたこと、歳出につきましては、扶助費などの執行残が生じたことのほか、経費の節減合理化、事務事業の見直しや事務改善に努めたことなどによるものであります。

さて、昨年は、小牧市においては明るいニュースが多くありました。
夏のリオデジャネイロオリンピックでは、本市在住であります寺本明日香選手の体操女子キャプテンとしての活躍は、市民に大きな喜びと感動を与えてくれました。
また、11月には、天皇皇后両陛下が小牧市をご訪問され、市民の皆様と一緒にお迎えすることができましたことは、大変光栄に感じております。小牧市にとって大変に明るい話題であり、両陛下より大きな元気をいただいた思いであります。
こうした中、市政においては、昨年は本市が60年の還暦を迎えた翌年であったことから、改めて基本に立ち返り、市政の基本である安全・安心・快適な市民生活の実現に焦点を当てて市政を運営してまいりました。

それでは、平成28年度の主な事務事業の成果について申し上げます。

 始めに、市政戦略編に掲げております3つの都市ヴィジョンにかかる事業についてであります。
 『こども夢・チャレンジナンバー1都市』の実現に向けては、「夢育み事業」では、全ての小学5年生にJFAこころのプロジェクト「夢の教室」開催事業を継続実施したほか、新たな取組といたしまして、小学生が市政への関心を高める機会として、夏休みに市内での取材や広報こまきの紙面編集等を行う「こども市民レポーター」や中学生がまちづくりを考えるきっかけとする「中学生まちづくりミーティング」、こどもが、将来の夢について考えるきっかけとする「職業体験会」を実施いたしました。
また、こども向けのイベントや地域貢献の活動を行っている団体や企業の皆様に「こども夢サポーター」として登録いただき、企業・市民・行政が一体となってこどもの夢を応援する体制づくりに取り組んでおります。
次に、『元気創造都市』の実現に向けては、まず「小牧市企業新展開支援プログラム」に基づき、企業立地促進補助制度などにより積極的な企業誘致に取り組みました。
市民生活の支援と地域経済の活性化を図るため、小牧商工会議所が実施する「こまきプレミアム商品券」発行事業への助成につきましては、発行回数を年1回に見直し、より多くの皆様にご利用いただけるよう実施いたしました。
 そして、『支え合い共生都市』の実現に向けては、在宅医療の体制を充実するため、小牧市医師会が開設した「在宅医療サポートセンター」の運営経費について補助を行うとともに、多職種による研修会や市民向けの講演会などを開催し、推進を図りました。
 また、地域協議会につきましては、市内3地区に設立されている地域協議会の運営に係る支援を行うとともに、その他の地区におきましても勉強会や講演会等を開催し、設立に向けた機運の醸成を図りました。
 以上、市政戦略編に掲げる都市ヴィジョンを実現するための諸事業につきましては、引き続き優先的に経営資源を投入して実施してまいります。
続きまして、分野別計画編における7つの分野ごとに、昨年度の主な事務事業の成果について申し上げます。

まず、安全・環境についてであります。
生活安全では、防犯カメラの設置に対する補助について従来の事業者等に対する補助に加え、新たに区が公道などの公共空間に防犯カメラを設置する場合にも拡充して実施いたしました。
また、全国的に社会問題となっております空家問題への取組として、市内に点在する空家の状況を把握し、「小牧市空家等対策計画」を策定いたしました。
さらに、年々増加している悪質電話による詐欺被害へ対応するため、希望する市民の方に一定期間無料で、警察が推奨する迷惑電話防止装置の貸出しを実施いたしました。
 消防では、昨年4月から本市をはじめ近隣の6つの消防本部が共同運用する消防指令センターの運用を開始しました。これにより、大規模災害時の相互応援体制や市境などで発生した事故等により迅速に対応できる体制を強化することができました。
 また、本年4月からは、小牧市消防団に新たに「女性消防団員」が入団し、女性ならではの視点により、地域防災力の強化を図ってまいります。
 ごみ対策につきましては、本年4月から古紙のうち分別が判りにくかった雑がみについて、汚れた紙を除いた全ての紙類を再資源化できるようにいたしました。これにより、分別が判りやすく簡便になるとともに、燃やすごみを大幅に減らすことができます。燃やすごみの処理費用が削減でき、また、雑がみの売却益が増え、さらに小牧岩倉エコルセンターの炉の負担を軽減できるなど、ごみの減量、再資源化、処理費用削減に大きく貢献する改善ができました。

 次に、保健・福祉についてであります。
市民の方が健康づくりについて、関心を高め、習慣化するため、平成27年度に開始いたしました「こまき健康マイレージ制度」は、チャレンジ項目に新たにウォーキングチャレンジを加え、獲得したポイントを市内限定商品券やあいち健康づくり応援カード(まいか)に交換できる「こまき健康いきいきポイント制度」としてリニューアルし、実施いたしました。
また、健康づくりに時間が取りづらい働く世代や子育て世代をメインターゲットに、健康づくりに取り組むことができるように小牧市独自のスマートフォン用アプリケーション「alko」を開発し、多くの市民の方にご利用いただいているところであります。
 地域福祉につきましては、互助による地域づくりを広めていくため、地域福祉の基本指針である「第3次地域福祉計画」を社会福祉協議会の「地域福祉活動計画」と一体的に策定いたしました。今後も、この計画に掲げた基本理念である「あなたが主役 助け合いの輪でつながるまち こまき」の実現に向けて取り組んでまいります。
 老朽化が進んでおります「第1老人福祉センター」につきましては、施設の更新に向け、実施設計を進めてまいりました。

 続きまして、教育・子育てについてであります。
 国が教育行政制度の改革を進める中、本市では、教育分野の指針となる「教育大綱」の策定とともに、基本的な計画となる「教育振興基本計画」を策定いたしました。
大綱では、温かな心の源となる「愛」と、自らを高める意思の源となる「夢」、そして人生をたくましく生き抜くことができる「生きる力」を育むことを、教育の果たす最も重要な役割であると位置づけました。この基本理念の下、小牧市の子どもたちのために家庭、地域、学校が一体となって取り組んでまいりたいと考えております。
学校教育につきましては、社会的な課題となっている児童虐待や不登校などに対し、教育・心理・福祉の多様な職種が協力し合いながら早期解決を図るため、新たにスクールソーシャルワーカーの派遣を開始いたしました。
また、小中学校へのエアコン設置につきましては、平成27年度に全ての中学校への設置を完了し、全ての小学校につきましても本年5月末までに設置を完了いたしました。
 放課後児童クラブにつきましては、受入れを、昨年4月から6年生までの全ての学年に拡大いたしました。
 保育園につきましては、「小牧市待機児童解消実行プラン」に基づき、0歳児から2歳児の保育需要に早急に対応すべく民間の小規模保育事業者を公募するなど、待機児童の早期解消に向けて鋭意対応を図っているところであります。

 次に、文化・スポーツについてであります。
 文化及び生涯学習のさらなる充実を図るため、設立の準備を進めておりました「一般財団法人こまき市民文化財団」を、本年4月に設立いたしました。先月開催しました記念式典では、市民の方々をはじめ多くの関係者の皆様とともにお祝いをすることができましたことを改めて御礼申し上げます。今後は、この財団を中心に、市民による市民のための文化振興を合言葉に、より魅力的な文化事業を展開してまいります。
本市のシンボルであります史跡小牧山につきましては、引き続き主郭地区の発掘調査を行うとともに、市役所旧本庁舎跡地では、小牧山城の遺構を復元する整備工事が完了いたしました。
また、史跡小牧山の魅力や価値を最新の技術を使った展示等で紹介し、体験学習、情報発信の拠点となる「(仮称)史跡センター」の建設に向けて建物や展示の実施設計などを行いました。
 新図書館の建設につきましては、昨年4月に「新小牧市立図書館建設審議会」を設置し、教育委員会が諮問した「新図書館の建設方針」について、全17回にわたる審議を進められ、本年2月に答申がなされました。
 この答申を踏まえ、教育委員会と協議を進め、先般、市の建設方針を決定し、今定例会に基本設計費などの補正予算案を上程させていただいているところであります。

 続きまして、産業・交流についてであります。
 本市の目指すまちのイメージであるブランドコンセプト「夢・チャレンジ始まりの地 小牧」を市内外に発信していくために、市内の高等学校写真部と連携しブランドポスターを作成するとともに、ロゴマークを普及・浸透させるため、公用車のカーマーキングなどを行いました。
 観光につきましては、観光振興基本計画に基づき、昨年、社団法人化を実現しました小牧市観光協会を中心に、市民・事業者・商工会議所などと連携し、様々な取組を行ってまいりました。

 次に、都市基盤についてであります。
市街地整備につきましては、将来的に人口減少が見込まれている中で、持続可能な都市経営を可能とするため、都市計画の総合的な指針となる都市計画マスタープランの中間見直しを行うとともに、都市全体の観点から、居住機能や医療・福祉、教育文化等の都市機能の立地等に関する包括的なマスタープランとなる「立地適正化計画」を策定いたしました。今後は、この計画に基づき、小牧市型のコンパクトシティの形成に努めてまいります。
また、名鉄小牧線の田県神社前駅の駅前整備につきましては、駅前広場が完成し、駅利用者の利便性の向上や交通安全の確保を図りました。
 高齢化が進む中、重要性が増しております公共交通の充実については、「こまき巡回バス」の2年にわたる再編が完了し、市内全域で19コースに拡充した運行を開始し、約1時間に1本化を実現するなど、利便性は、大きく向上いたしました。
 雨水対策といたしましては、双葉公園に雨水貯留施設を整備するなど、水害に強いまちづくりを進めてまいりました。

 続きまして、自治体経営についてであります。
 各種手続きの利便性向上を目指して、本市では昨年1月から、マイナンバーカードを利用してコンビニエンスストアでの住民票の写し等の交付が受けられるサービスを開始しましたが、新たに取扱い店舗を拡大し、イオン小牧店でも交付が可能となりました。
効率的、効果的な市政運営を推進するため、新たに東部学校給食センターの調理業務と学校配膳業務の委託、介護保険の窓口業務で定型的なものの委託を実施いたしました。
また、市役所内においては、ワーク・ライフ・バランスの推進や働き方改革の一環として、夏季における「朝型勤務制度」の導入や午後10時までとしていた最終退庁時間を原則午後8時とすることなどを実施いたしました。
平成27年度に引き続き、行政計画、行政評価、人事評価、予算編成等の連携を図る自治体経営システムの構築を進めました。
 公共施設の老朽化や人口減少、少子高齢化の進展などに対応するため、公共施設全体の今後の取り組むべき方向性を示す「公共ファシリティマネジメント基本方針」と、この方針に基づき具体的に取り組んでいく「公共施設適正配置計画」及び「公共施設長寿命化計画」をそれぞれ策定いたしました。
自主財源の確保と、市内産業の活性化、市の魅力発信を目的に取り組んでおります「こまき応援寄附金」につきましては、昨年度、全国各地より15,000名を超える多くの方から総額6億2,000万円を超えるご寄附をいただきました。今年度も、引き続き、多くの皆様から応援いただけるまちとなりますよう取り組んでまいります。

最後に、昨今全国の自治体経営の最重要テーマのひとつとなっている人口減少対策、とりわけ若年世代の定住促進につきましては、小牧市のイメージ向上を図り、本市の住みやすさ、充実した子育て環境、子育て世代への支援や助成制度などを紹介するパンフレットを作成し、近隣市町の居住者などに配布し、PRに努めました。
また、親の住む小牧市内に、新たに三世代で同居若しくは近居するための住宅の新築、購入などにかかる経費に対して助成する制度を創設し、若年世代の定住促進に努めました。

続きまして、特別会計の決算見込みであります。
一般会計同様、正確な数字をお示しすることはできませんが、全ての特別会計につきまして、所期の目的を概ね達成することができ、それぞれ黒字決算を見込むことができました。

続きまして、病院・水道の両企業会計についてであります。
まず、病院事業会計についてであります。
病院経営を取り巻く環境は、全国的にも依然厳しいものがありますが、市民病院におきましては、病院機能の強化や療養環境の向上を目指した新病院の建設工事が昨年9月から始まり、平成31年度の早い時期での診療開始に向けて工事を進めております。
そのような中、尾張北部医療圏の中核病院として、更なる医療の質の向上と経営の健全化に努めてきた結果、1億6千万円程の黒字決算を見込むこととなりました。今後におきましても、良好な経営状況を維持できるよう、職員一丸となって一層の努力を重ねてまいります。
次に、水道事業会計についてであります。
水道施設の適切な維持管理と耐震化を計画的に推進するとともに、引き続き漏水調査を実施するなど、安定した水の供給と経営の健全化に努めてまいりました。平成28年度は、3億円程の黒字決算を見込むこととなりましたが、これは、現金を伴わない収入である長期前受金戻入(まえうけきんれいにゅう)の計上によるものであります。
厳しい経営環境ではありますが、今後も、管網の強靭化、施設構成の一層の効率化、知識と技術を備えた水道事業職員の育成に計画的かつ組織的に取り組むことなどを通じて、経営基盤の強化を図り、安全な水道水の安定供給に努めてまいります。

以上、申し述べました結果をもちまして、平成28年度の出納を閉じたわけであります。
計画いたしました諸事業が適切に執行できましたことは、職員一丸の努力はもちろんのこと、議員各位を始め、市民の皆様のご理解とご支援の賜物であると心より感謝を申し上げる次第でございます。
 今後につきましても、新基本計画を推進していく中で、こどもが夢を育み、高齢者が安心して暮らせる、持続可能な活力のある「夢ある小牧」の実現を目指してまいる所存であります。
議員各位におかれましても、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。

決算の認定につきましては、改めて後日の議会でお願いするわけでありますが、本日はその概要についてご報告させていただきました。何卒よろしくお願い申し上げます。

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電話番号:0568-76-1101 ファクス番号:0568-75-5714

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