平成28年行政報告(第2回定例会)

更新日:2017年08月31日

 平成28年6月9日、小牧市議会第2回定例会にあたり、5月末に出納閉鎖いたしました平成27年度の一般会計を始め、特別会計、企業会計の決算見込み、及び事務事業の成果についてご報告を申しました。

 平成28年小牧市議会第2回定例会にあたり、5月末に出納閉鎖いたしました平成27年度の一般会計を始め、特別会計、企業会計の決算見込み、及び事務事業の成果についてご報告を申し上げます。

 まず、一般会計の決算見込みについてであります。何分にも出納閉鎖を行ったばかりでありますので、まだ正確な数字をお示しすることはできませんが、繰越明許費として措置いたしました諸事業の繰越財源を差し引いた実質収支ベースにおきまして、黒字決算を見込むことができました。
この要因でありますが、歳入につきましては、法人市民税の一部国税化などによる減収がありましたが、市税全体としては予算現額を確保できましたこと、歳出につきましては、建設事業費などの入札執行残が生じたことのほか、経費の節減合理化、事務事業の見直しや事務改善に努めたことなどによるものであります。
昨年は、小牧市制60周年を迎えた年であり、様々な記念事業を開催してまいりました。5月に開催した記念式典では、多くの市民とともに市制の還暦に当たる節目の年を祝い、これまでの本市の歩みを振り返るとともに、自治基本条例や新マスコットキャラクター”こまき山”のお披露目、「こども夢・チャレンジナンバー1都市宣言」を行うなど、未来志向で、市民の皆様と手を携えて、次なる時代への新たな一歩を踏み出すことができました。
また、平成27年度は、私にとっても小牧市長に就任して2期目の初年度という節目の年でありました。そのため、引き続き小牧市政を預かる重責に心を新たにし、市長就任時の志である「改革と創造の市政」をさらに前進させるべく、誠心誠意、市政運営に取り組んでまいりました。

 それでは、平成27年度の主な事務事業の成果について申し上げます。
始めに市政戦略編に掲げております3つの都市ヴィジョンにかかる事業についてであります。
市民の皆様と協力し、小牧のすべてのこどもたちが夢を持って前向きに挑戦し成長できる環境づくりを進めるとともに、市民がこども・子育てを応援することを通じて世代を越えてつながりあい、様々な面で支えあうまちとなることを目指す『こども夢・チャレンジナンバー1都市』の実現に向けては、先に申し述べましたとおり60周年を機に「こども夢・チャレンジナンバー1都市宣言」を行いましたが、さらに都市宣言の理念に基づき、地域全体で子育て及び子育ちを支え合うまちを実現するため「地域こども子育て条例」を制定いたしました。
また、こどもたちの夢を育み、夢への挑戦を応援するため、「夢にチャレンジ助成金」、「大学生等海外留学奨学金」の創設や「市内産業見学会」などを新たに実施いたしました。
 次に、『元気創造都市』の実現に向けては、まず小牧市企業新展開支援プログラムに基づき、積極的な企業誘致等に取り組みました。
 また、市民生活の支援と地域経済の活性化を図るため、小牧商工会議所が実施した「こまきプレミアム商品券」発行事業への助成につきましては、昨年は、地方創生にかかる国や県の交付金等を活用して、特例的に、第1回目の販売をプレミアム率20%に拡充し、発行総額も増額し、より多くの市民の皆様にご利用いただけるよう実施してまいりました。
 そして、『支え合い共生都市』の実現に向けましては、まず在宅医療・介護提供体制を充実するため、小牧市医師会が小牧第一病院内に開設した「在宅医療サポートセンター」の開設及び運営経費について補助を行い、推進を図りました。
 また、地域協議会につきましては、地域づくりを補完する新たなコミュニティ組織として、設立に向けた機運の醸成を図り、昨年4月に篠岡小学校区で市内2番目、今年4月には小牧原小学校区で市内3番目となる地域協議会が設立されたところであります。
以上、市政戦略編に掲げる諸事業につきましては、引き続き優先的に経営資源を投入して実施してまいります。

 続きまして、分野別計画編における7つの分野ごとに、昨年度の主な事務事業の成果について申し上げます。
まずは、安全・環境についてであります。
4月14日に発生した熊本地震では、多くの方が被災し、尊い人命が失われました。まず、亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様にも心よりお見舞い申し上げます。
本市におきましても、想定されております南海トラフ巨大地震などの災害に備えることが必要でありますので、洪水ハザードマップと地震防災マップを改定し、1冊に取りまとめた「防災ガイドブック」を作成し、各世帯に配布いたしました。
 消防では、複雑多様化する消防需要に広域的に対応し、消防事務の高度化による消防力の強化を図るため、本市をはじめ近隣の6つの消防本部が消防通信指令に関する事務を共同運用する消防指令センターが完成し、今年4月から供用開始いたしました。
 環境につきましては、昨年4月に小牧岩倉エコルセンターのごみ処理施設を更新いたしました。この施設は、ごみを溶融処理した後のスラグ、メタルを取り出し、それらを資源化することにより、埋め立てごみを減らし、最終処分場の延命化を図ることができました。さらに昨年7月からは、家庭から出る剪定枝の拠点回収を開始するなど、更なるごみの減量化、再資源化に努めてまいります。
 次に、保健・福祉についてであります。
 健康づくりへの関心を高めるため、昨年10月に「健康マイレージ事業」を、愛知県と協働で開始いたしました。今年度は、スマートフォン用アプリや万歩計を利用したウォーキングの取組みに対してポイント付与するなど、「こまき健康いきいきポイント推進事業」として制度の充実を図ってまいります。
 高齢者福祉では、自宅での生活が困難な要介護高齢者が入居できる特別養護老人ホームの整備に対する補助を行い、今月1日に小牧南部地区において開所したところであります。
 続きまして、教育・子育てについてであります。
 学校教育につきましては、全ての小中学校の普通教室と一部の特別教室にエアコンを設置することとし、昨年度まずは全ての中学校への設置を完了いたしました。
 子育てにつきましては、放課後児童クラブの受入れを、平成27年度から小学校5年生まで拡大いたしました。今年4月からは6年生までの全学年に対象を拡大したところであります。
 保育園につきましては、待機児童の解消に向け、北外山地内に「みなみ保育園」が昨年4月に開園いたしましたが、0歳児から2歳児の保育需要に対し更なる対応が必要な状況でありますので、新たに「小牧市待機児童解消実行プラン」を策定し、民間の小規模保育事業者を公募するなど、鋭意対応に努めているところであります。
 次に、文化・スポーツについてであります。
 本市のシンボルであります史跡小牧山につきましては、新たに「小牧山課」を設置し、その歴史的価値や魅力をより多くの方々に伝えるための体制強化を図りました。そして、(仮称)史跡センターの建物や展示の基本設計を行うとともに、山頂にあります歴史館の耐震改修工事を実施いたしました。
 新図書館の建設につきましては、昨年10月に実施された住民投票において、計画への「反対」が「賛成」を上回った結果を真摯に受け止め、ゼロベースから議論を再スタートさせるため、新小牧市立図書館建設審議会を設置いたしました。現在、審議会において議論を進めていただいております。
 続きまして、産業・交流についてであります。
 従来から「薪能」と同時開催で実施してまいりました9月の「お月見まつり」につきましては、内容を一新し、来場者により一層小牧の魅力を感じていただける、大人が楽しめるイベントとして、名称も「こまき信長夢夜会」に改めて開催したところ、予想を上回るご好評をいただき、約2万人の方にお越しいただくことができました。
 また、本市の目指すまちのイメージであるブランドコンセプト「夢・チャレンジ 始まりの地小牧」の理解促進を図るため、映画館でブランドムービーの上映を行うとともに、ブランドコンセプトを図像化したロゴマークを普及・浸透させるため、こまき巡回バスにロゴマークのラッピングを行いました。

 次に、都市基盤についてであります。
道路整備につきましては、主要幹線道路の計画的な整備や、生活道路の積極的な整備を進めてまいりました。また、地域を一体的に整備できる区画整理事業や、拠点を整備する田県神社前駅の駅前整備につきましても、引き続き事業の進捗を図ってまいりました。
 公共交通として、こまき巡回バスにつきましては、昨年4月から南部、中部、西部及び北里地区で新しい路線とダイヤにより利便性の向上を図ったことで、利用者が大きく増加しています。北部、東部地区につきましても見直し作業が終わり、今年4月から同様の運行を開始しました。現在、こまき巡回バスは、市内全域で19コースとなり、利便性は大きく向上いたしました。多くの市民の皆様にご利用いただきたいと思います。
 公園等の整備につきましては、主なものとして野口多目的広場の整備を進め、多くの市民の皆様の憩いの場を提供してまいりました。
 続きまして、自治体経営についてであります。
 行政サービスにつきましては、昨年10月からマイナンバーが国から全国民に通知されました。本市では、今年1月からマイナンバーカードの交付を開始するとともに、マイナンバーカードを利用して全国のコンビニエンスストアで夜間や休日でも住民票の写しなどの交付を受けることができるサービスを新たに導入いたしました。
 自治会やコミュニティの活動拠点であります集会施設の整備につきましては、久保一色本田区の集会施設の新設や春日寺会館の改修工事を実施しました。
 人口減少、少子高齢化の進展などによる、将来的な公共施設の需給バランス等に対応するため、昨年4月より新たに「資産管理課」を設置し、公共施設の総合的かつ計画的な管理を推進する「公共ファシリティマネジメント推進計画」を今年の秋頃を目途に策定してまいります。
最後に、自主財源の確保と、市内産業の活性化、市の魅力発信を目的に取り組んでおります「こまき応援寄附金」につきましては、昨年度、全国各地から8,000名を超える多くの方から総額1億6,000万円を超えるご寄附をいただきました。今年度もお礼の品をさらに拡充し、より多くのご寄附をいただけるよう引き続き取組みを進めてまいります。

続きまして、特別会計の決算見込みであります。
一般会計同様、正確な数字をお示しすることはできませんが、全ての特別会計につきまして、所期の目的を概ね達成することができ、それぞれ黒字決算を見込むことができました。

続きまして、病院・水道両企業会計について申し上げます。
まず、病院事業会計であります。
病院経営を取り巻く環境は、全国的にも依然厳しいものがありますが、小牧市民病院におきましては、尾張北部医療圏の中核病院として、更なる医療の質の向上と経営の健全化に努めてまいりました結果、8億円程の黒字決算を見込むこととなりました。今後、新病院の建設も始まりますが、さらに職員一丸となって一層の努力を重ねてまいります。
次に、水道事業会計であります。
水道施設の適切な維持管理と耐震化を計画的に推進するとともに、引き続き漏水調査を実施するなど、安定した水の供給と経営の健全化に努めてまいりました。平成27年度は3億円程の黒字決算を見込むこととなりましたが、これは現金を伴わない収入である長期前受金戻入(まえうけきんれいにゅう)の計上による影響が大きく、この影響を除くと9,000万円程の赤字決算を見込むこととなり、節水意識の高まりなどから収入の柱である給水収益の減少は続いております。
経営環境は厳しさを増しておりますが、今後も、管網の強靭化、施設構成の一層の効率化、知識と技術を備えた水道事業職員の育成に計画的かつ組織的に取り組むことなどを通じて、経営基盤の強化を図り、安全な水道水の安定的な供給に努めてまいります。

以上、申し述べました結果をもちまして、平成27年度の出納を閉じたわけであります。
計画いたしました各種事業が適切に執行できましたことは、職員一丸の努力はもちろんのこと、議員各位を始め、市民の皆様のご理解とご支援の賜物であると心から感謝を申し上げる次第でございます。
 今後につきましても、新基本計画を推進していく中で、こどもが夢を育み、高齢者が安心して暮らせる、持続可能な活力あふれる夢ある「小牧」の実現に向けて全力を尽くしてまいります。
議員各位におかれましても、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。

 なお、決算の認定につきましては、改めて後日の議会においてお願いするわけでありますが、本日は取り急ぎその概要をご報告させていただきました。よろしくお願いいたします。

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市長公室 広報広聴課 広報係
小牧市役所 本庁舎4階
電話番号:0568-76-1101 ファクス番号:0568-75-5714

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